FLIR Tools/Tools+‎

ユーザーマニュアル

FLIR Tools/Tools+‎

5.12

1  免責条項

1.1  免責条項

FLIR Systems が製造するすべての製品は、FLIR Systems の指示に従い通常の方法で保存、使用、保守が行われることを条件に、素材および製造時の不良に対して、最初の購入の配達日から 1 年間の保証が提供されます。
FLIR Systems が製造したものではないが FLIR Systems が最初の購入者に納品したシステムに含まれる製品には、特定のサプライヤーの保証のみが持ち越されます。FLIR Systems はそのような製品に対しては、いかなる責任も負いません。
この保証は最初の購入者のみを対象とし、譲渡できません。また、誤用、不注意、事故または異常な操作で不良が生じた製品には適用されません。消耗品はこの保証から除外されます。
この保証の対象となる製品で不良が発生した場合、更なる損害を防ぐため、その製品を続けて使用してはいけません。購入者はすぐに不良を FLIR Systems に報告するものとします。これを怠ると保証は適用されません。
FLIR Systems は、調査により製品の不良が素材によりまたは製造時に発生したことが証明され、かつ、上記1年の期間内に FLIR Systems に当該製品が返品されたときは、不良製品を自己の自由裁量にて無償で修理または交換するものとします。
FLIR Systems は上記以外の不良については、いかなる責務も法的責任も負いません。
明示または黙示による他の保証は一切提供されません。特に FLIR Systems は、商品性および特定目的への適合性に関する黙示の保証は提供いたしません。
FLIR Systems は、直接、間接、特別、付随的または派生的な損失または損害については、契約、不法行為、その他いかなる法理に基づくものであっても、その責任を負わないものとします。
この保証には、スウェーデンの法律が適用されます。
この保証に起因または関連して生じるすべての紛争、論争または申し立ては、ストックホルム商業会議所仲裁裁判所の規則に従って、仲裁により最終的に解決するものとします。仲裁場所はストックホルムとします。仲裁手続で使用する言語は英語とします。

1.2  用途に関する統計情報

FLIR Systems は、自社のソフトウェアおよびサービスの品質の維持と向上に役立てるために、用途について匿名の統計情報を収集する権限を有します。

1.3  用途についての統計情報

FLIR Camera Monitor サービスで、USB ケーブル経由でコンピュータに接続された FLIR カメラが検出されると、レジストリ エントリ HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Lsa\LmCompatibilityLevel が自動的にレベル 2 に変更されます。この変更は、ネットワーク ログオンをサポートするリモート ネットワーク サービスがカメラ デバイスに実装されている場合にのみ行われます。

1.4  著作権

© 2016,‎ FLIR Systems,‎ Inc. すべての国での無断複製転載を禁じます。ソース コードを含むソフトウェアは、FLIR Systems の書面による事前承諾がない限り、そのいずれの部分も、電子メディア、磁気メディア、光学メディア、手作業などの方式または手段により複製、譲渡、複写、または別の言語もしくはコンピュータ言語に翻訳することを禁じます。
FLIR Systems の事前の書面による承諾なく、本書全体またはその一部を、電子メディアまたは機械が読み取りできる形式に複写、コピー印刷、複製、翻訳、または送信することを禁じます。
本書に記載された製品に表示される名称および記号は FLIR Systems および/または関連会社の登録商標または商標です。本書にて参照されるその他の商標、商用名、または社名は識別のみを目的に使用されており、各所有者の所有物です。

1.5  品質保証

これらの製品が開発および製造される品質管理システムは ISO 9001 規格に準拠していることが証明されています。
FLIR Systems は開発続行ポリシーを公約しています。そのため、事前に通知することなく各製品を変更および改良する権利を保持しています。

2  ユーザーへの通知

2.1  ユーザー フォーラム

弊社のユーザー フォーラムでは、赤外線分析を行う世界中のユーザーと意見を交換したり、問題や赤外線ソリューションを共有したりすることができます。フォーラムに参加するには、次のサイトを参照してください。

2.2  トレーニング

赤外線測定のトレーニング情報については、次のサイトを参照してください。

2.3  文書の更新

取扱説明書は年に数回更新されます。また、製品にとって重要な変更通知も定期的に発行されます。
最新のマニュアル、翻訳されたマニュアル、および通知にアクセスするには、以下の [Download]‎ タブにアクセスしてください。
オンライン登録にはほんの数分しかかかりません。ダウンロードエリアでは、他の製品の取扱説明書の最新版や旧バージョンでサポートが終了した製品の取扱説明書も提供されています。

2.4  ソフトウェア アップデート

FLIR Systems では定期的にソフトウェアのアップデートを発行しており、このアップデート サービスを使用してソフトウェアを更新できます。このアップデート サービスには、使用するソフトウェアに応じて、以下のいずれかまたは両方からアクセスできます。
  • [スタート]‎ > [FLIR Systems]‎ > [ソフトウェア]‎ > [アップデートの検索]‎
  • [ヘルプ]‎ > [アップデートの検索]‎

2.5  このマニュアルについての重要なお知らせ

FLIR Systemsは、ソフトウェアスイート内のいくつかのソフトウェアバージョンをカバーした汎用取扱説明書を発行しています。
したがって、取扱説明書の記載や説明が、お使いのソフトウェアバージョンには当てはまらない場合もありますので、ご注意ください。

2.6  追加使用許諾情報

購入した各ソフトウェア ライセンスにおいては、2 台のデバイスでソフトウェアをインストール、有効化、および使用することができます。たとえば、オンサイトでのデータ収集用に 1 台のラップトップ コンピュータを使用し、オフィスでの分析用に 1 台のデスクトップ コンピュータを使用できます。

3  ユーザー ヘルプ

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3.1  一般

カスタマー サポートをお求めの場合は、次のサイトを参照してください。

3.2  質問を送信する

ユーザー ヘルプ チームに質問を送信するには、ユーザー登録が必要になります。オンライン登録は数分で完了します。ナレッジベースで既存の質問と回答などを検索するだけであれば、ユーザー登録は不要です。
質問を送信するときは、次の情報を入手していることを確認してください。
  • カメラのモデル名
  • カメラの製造番号
  • カメラとデバイス間の通信プロトコルまたは方法 (例えば、HDMI、EthernetUSB、または FireWire)‎
  • デバイス タイプ (PC/Mac/iPhone/iPad/Android デバイスなど)‎
  • FLIR Systems製のプログラムのバージョン
  • マニュアルの正式名称、出版番号および改訂番号

3.3  ダウンロード

製品に適用可能な場合、ユーザー ヘルプ サイトでは、以下のものもダウンロードできます。
  • 赤外線カメラ用のファームウェア更新。
  • PC/Mac ソフトウェア用のプログラム更新。
  • PC/Mac ソフトウェアのフリーウェアおよび評価バージョン。
  • 最新版、旧版、およびサポートが終了した製品のユーザー マニュアル。
  • 機械製図 (*.dxf および *.pdf フォーマット)‎。
  • CAD データ モデル (*.stp フォーマット)‎。
  • 適用事例。
  • 技術データシート。
  • 製品カタログ。

4  はじめに

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FLIR Tools/Tools+‎ は、カメラの更新と検査レポートの作成を容易にすることに特化して設計されたソフトウェア スイートです。
FLIR Tools/Tools+‎ で可能な処理の例として次のようなものがあります。
  • カメラからコンピュータに画像をインポートする
  • 画像を検索するときにフィルタを適用する。
  • 任意の赤外画像上で測定ツールをレイアウト、移動、およびサイズ変更する。
  • ファイルをグループ化したりグループ化を解除したりする。
  • 複数の小さな画像を 1 枚の大きな画像に結合してパノラマを作成する。
  • 選択した任意の画像の画像シートを PDF 形式で作成する。
  • 画像シートにヘッダー、フッター、およびロゴを追加する。
  • 選択した任意の画像のレポートを PDF/Microsoft Word 形式で作成する。
  • レポートにヘッダー、フッター、およびロゴを追加する。
  • 最新のファームウェアでカメラを更新する。

4.1  FLIR Tools‎FLIR Tools+‎ の比較

この表は FLIR ToolsFLIR Tools+‎ の差異を示しています。

特徴/機能

FLIR Tools

FLIR Tools+‎

USB を使用して画像をインポートする。
X
X
手動で赤外線/デジタル画像グループを作成する。
X
X
スポット、エリア、ライン、アイソサーモを使用して温度を測定する。
X
X
温度差を測定する。
X
X
オブジェクト パラメータを調整する。
X
X
ライブ画像を表示する。
X
X
ライブ画像から赤外線写真の *.jpg ファイルを保存する。
X
X
ビデオ シーケンス (*.seq形式)‎ を記録する。
 
X
ビデオ シーケンス (*.csq形式)‎ を記録する。
 
X
記録したシーケンスを再生する。
X
X
記録したシーケンスを *.avi 形式にエクスポートする。
X
X
一時プロットを作成する
X
X
プロットデータを Excel にエクスポートする。
X
X
*.csv 形式で画像をエクスポートする。
X
X
パノラマ画像を作成する。
 
X
PDF レポートを作成する。
X
X
分析用以外の Microsoft Word レポートを作成する
 
X
分析用の Microsoft Word レポートを作成する
 
X
カメラのテキスト注釈テンプレートを作成する。
X
X
テキスト注釈と画像詳細を追記/編集する。
X
X
赤外線画像の音声コメントを聞く。
X
X

5  設置

5.1  システム要件

5.1.1  オペレーティング システム

FLIR Tools/Tools+‎ は、次の PC オペレーティング システムで USB 2.0 による通信をサポートしています。
  • 32 ビット版 Microsoft Windows Vista SP1
  • 32 ビット版 Microsoft Windows 7
  • 64 ビット版 Microsoft Windows 7
  • 32 ビット版 Microsoft Windows 8
  • 64 ビット版 Microsoft Windows 8
  • 32 ビット版 Microsoft Windows 10
  • 64 ビット版 Microsoft Windows 10

5.1.2  ハードウェア

  • 1 GHz の 32 ビット (x86)‎ プロセッサを搭載したコンピュータ
  • 最小 2 GB の RAM (4 GB を推奨)‎。
  • 15 GB 以上の空き容量がある 40 GB のハードディスク ドライブ
  • DVD-ROM ドライブ
  • DirectX 9 グラフィックのサポートには以下が必要です。
    • WDDM ドライバ
    • 128 MB 以上のグラフィック メモリ
    • Pixel Shader 2.0 (ハードウェア上)‎
    • 32 bpp
  • SVGA (1024 x 768)‎ 以上の解像度のモニター
  • インターネット接続 (課金される場合があります。)‎
  • オーディオ出力
  • キーボードおよび Microsoft マウス、または互換性のあるポインティング デバイス

5.2  FLIR Tools/Tools+‎ のインストール

5.2.1  手順

6  ログイン

6.1  一般

初めて FLIR Tools/Tools+‎ をお使いになる場合は、FLIR カスタマー サポート アカウントでログインする必要があります。FLIR カスタマー サポート アカウントを既にお持ちの場合は、同じログイン資格情報をご使用いただけます。
  • ログインする際は、コンピュータをインターネットに接続する必要があります。
  • ログアウトしない限り、FLIR Tools/Tools+‎ を使用するために再度ログインする必要はありません。

6.2  ログイン手順

次の手順に従います。

6.3  ログアウト

通常、ログアウトする必要はありません。ログアウトした場合は、再度ログインして FLIR Tools/Tools+‎ を開始する必要があります。

次の手順に従います。

7  FLIR Tools+‎ の有効化

FLIR Tools+‎ では、放射分析用ビデオ ファイルの記録と再生、時間と温度のプロット、Microsoft Word レポート、ファイルのグループ化、パノラマへの画像の結合など、FLIR Tools にさまざまな機能が追加されています。
詳細については、セクション 8.4 追加ソフトウェア モジュールの有効化 を参照してください。

8  ライセンスの管理

8.1  ライセンスの有効化

8.1.1  一般

FLIR Tools/Tools+‎ を初めて起動すると、次のいずれかのオプションを選択できます。
  • FLIR Tools/Tools+‎ をオンラインで有効化する。
  • FLIR Tools/Tools+‎ を電子メールでアクティブ化する。
  • FLIR Tools/Tools+‎ を購入し、有効化用のシリアル番号を受け取る。
  • 評価期間中、FLIR Tools/Tools+‎ を使用する。

8.1.2  

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図 8.1  有効化ダイアログ ボックス

8.1.3  オンラインでの FLIR Tools/Tools+‎ の有効化

8.1.4  電子メールによる FLIR Tools/Tools+‎ のアクティブ化

8.2  インターネットに接続していないコンピュータで FLIR Tools/Tools+‎ を有効にする

お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合、別のコンピュータから電子メールを送信してロック解除キーを要求することができます。

8.3  ライセンスの転送

8.3.1  一般

購入ライセンス数を上回らない限り、コンピュータ間でライセンスを転送できます。
これを利用して、デスクトップ コンピュータとラップトップ コンピュータにソフトウェアをインストールすることなどができます。

8.3.2  

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図 8.4  ライセンス ビューア (サンプル画像のみ)‎

8.3.3  手順

8.4  追加ソフトウェア モジュールの有効化

8.4.1  一般

一部のソフトウェアについては、FLIR Systems から追加モジュールを購入することができます。そのモジュールを使用する前に、有効化する必要があります。

8.4.2  

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図 8.5  使用可能なソフトウェア モジュールを表示するライセンス ビューア (サンプル画像のみ)‎

8.4.3  手順

9  ワークフロー

9.1  一般

赤外線検査を行うときは、一般的なワークフローに従います。この項では、赤外線検査のワークフローの例を紹介します。

9.2  

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9.3  説明

10  画像のインポート

10.1  手順

10.2  UltraMax について

UltraMax は、画像の解像度を向上し、ノイズを低減する画像処理機能で、小さいオブジェクトを見やすく、測定しやすくします。UltraMax 画像は、通常の画像に比べて幅、高さともに 2 倍になります。
UltraMax 画像をカメラで記録すると、同じファイル内に通常の画像が複数保存されます。全画像を記録するのに 1 秒もかかりません。UltraMax を十分に活用するには、カメラをわずかに動かして、各画像を少しずつ変える必要があります。カメラを手でしっかりと持つと (三脚を使用しない)‎、記録中に少しだけ画像を変化させることができます。高品質の UltraMax 画像を実現するには、正確にフォーカスを調整し、シーンのコントラストを高く維持し、対象物を動かさないなどが条件になります。

11  画面要素およびツールバー ボタン

11.1  ウィンドウ要素: [ライブラリ]‎ タブ

11.1.1  

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11.1.2  説明

11.2  ウィンドウ要素: [機器]‎ タブ

11.2.1  

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11.2.2  説明

11.3  ウィンドウ要素: [画像シートを作成]‎ タブ

11.3.1  

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11.3.2  説明

11.4  ウィンドウ要素: [レポート]‎ タブ

11.4.1  

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11.4.2  説明

11.5  ウィンドウ要素: 画像編集ウィンドウ (静止画用)‎

11.5.1  

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11.5.2  説明

11.6  ウィンドウ要素: 画像編集ウィンドウ (ビデオ クリップ用)‎

11.6.1  

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11.6.2  説明

11.7  ツールバー ボタン ([機器]‎ タブ上)‎

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選択ツール
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スポットメーター ツール
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エリア ツール
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ライン ツール
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円と楕円ツール
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左右回転ツール
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カラー パレット ツール
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自動調整領域ツール
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ズーム ツール

11.8  ツールバー ボタン

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選択ツール
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スポットメーター ツール
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エリア ツール
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円と楕円ツール
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ライン ツール
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差分ツール
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左右回転ツール
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カラー パレット ツール
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MSX 赤外線ツール
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赤外線ツール
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フュージョン ツール
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ブレンディング ツール
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ピクチャー イン ピクチャー ツール
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デジタル画像ツール
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ピクチャー イン ピクチャーを変更するツール
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赤外線/デジタル画像のバランスを変更するツール
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自動調整領域ツール
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ズーム ツール

11.9  ツールバー ボタン (レポート編集ウィンドウ)‎

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テキスト注釈ツール
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テキストボックス ツール
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矢印マーカー ツール
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オブジェクトをグリッドにスナップする

11.10  [パノラマ]‎ タブ

11.10.1  

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11.10.2  説明

12  カメラ画像のライブ画像ストリーミング

12.1  一般

FLIR Tools/Tools+‎ に赤外カメラを接続して、カメラで撮影したライブ画像ストリームを [機器]‎ タブに表示できます。カメラを接続した状態で、測定ツールのレイアウト、各種パラメータの変更、プロットの作成などが可能です。

12.2  

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図 12.1  [機器]‎ タブ

12.3  手順

13  画像とフォルダの管理

13.1  ファイルのグループ化

13.1.1  一般

1 枚の赤外線画像と 1 枚のデジタル画像、または 1 枚の赤外線画像とプロットなど、複数のファイルをグループとしてまとめることができます。2 つのファイルをグループ化するとリンクが作成され、レポート プロセスを通してペアとして機能します。

13.1.2  手順

13.2  シーケンス ファイルのフレームを解析用 *.jpg ファイル形式で保存する

13.2.1  一般

解析用 *.jpg ファイルとしてシーケンス ファイルのフレームを保存することができます。

13.2.2  手順

13.3  *.avi ファイルとしてシーケンス ファイルのフレームを保存

13.3.1  一般

*.avi ファイルとしてシーケンス ファイルのフレームを保存することができます。

13.3.2  手順

13.4  再生速度の変更

13.4.1  一般

ビデオ クリップの再生速度は –60×~+‎60× の範囲で変更できます。

13.4.2  手順

13.5  画像の複製

13.5.1  一般

1 つまたは複数の画像のコピーを作成できます。これを複製と呼びます。

13.5.2  手順

13.6  マルチスペクトル画像からデジタル カメラ画像を抽出する

13.6.1  一般

マルチスペクトル画像対応のカメラでは、ひとつの画像ファイルにすべての画像モード (MSX、赤外線、フュージョン、赤外線混合、ピクチャー イン ピクチャー、デジタル カメラ画像)‎ が含まれています。
このマルチスペクトル画像からデジタルカメラ写真を抽出できます。抽出した写真の視野は赤外線画像の視野に一致しています。また、写真を全体視野で抽出することもできます。

13.6.2  Procedure: 写真の抽出

13.6.3  Procedure: 写真を全体視野で抽出

13.7  画像の解像度を上げる

13.7.1  一般

FLIR Systems が提供する一部のカメラでは、UltraMax と呼ばれる機能を使用した画像の解像度を上げることがサポートされています。

13.7.2  サポートされている画像の表示

サポートされている画像は、[ライブラリ]‎ タブの特別なアイコンによって示されます。次図の右下隅を参照してください。
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13.7.3  手順

13.8  画像の削除

13.8.1  一般

1 つまたは複数の画像を削除できます。

13.8.2  手順

13.9  ディレクトリの追加

13.9.1  一般

ライブラリにディレクトリを追加できます。

13.9.2  手順

13.10  ディレクトリの削除

13.10.1  一般

ライブラリからディレクトリを削除できます。

13.10.2  手順

13.11  サブフォルダの作成

13.11.1  一般

ライブラリにある既存のディレクトリにサブフォルダを作成できます。

13.11.2  手順

14  画像の解析

14.1  測定ツールのレイアウト

14.1.1  一般

画像上に 1 つまたは複数の測定ツールをレイアウトできます。測定ツールには、スポットメーター、エリア、円、ラインなどがあります。

14.1.2  手順

14.2  測定ツールの移動

14.2.1  一般

画像上にレイアウトした測定ツールは、選択ツールを使用して移動できます。

14.2.2  手順

14.3  測定ツールのサイズ変更

14.3.1  一般

画像上にレイアウトしたエリアなどの測定ツールは、選択ツールを使用してサイズを変更できます。

14.3.2  手順

14.4  測定ツールの削除

14.4.1  一般

画像上にレイアウトした測定ツールは、どれも削除できます。

14.4.2  手順

14.5  測定ツール用ローカル マーカーの作成

14.5.1  一般

カメラから画像を FLIR Tools にインポートする場合、画像に測定ツール用の既存のマーカーがあれば、プログラムではそのマーカーが尊重されます。ただし、マーカーは FLIR Tools で画像を分析するときに追加できます。これは、ローカル マーカーを使用することによって行います。

14.5.2  手順

14.6  測定ツールへのローカル パラメータの設定

14.6.1  一般

ある測定ツールの測定パラメータのみを変更することもできます。例えば、測定ツールが画像で他の面よりも非常によく反射する面の前にある場合や、画像で他のオブジェクトよりも遠く離れているオブジェクトの真上にある場合などです。
オブジェクト パラメータの詳細については、セクション 24 熱測定技術 を参照してください。

14.6.2  手順

14.7  アイソサーモの操作

14.7.1  一般

アイソサーモ コマンドは、設定された 1 つまたは複数の温度レベルを超えるか、下回るピクセル、またはその範囲内にあるピクセルすべてに対比色を適用します。
アイソサーモは、赤外線画像から異常を簡単に発見するための良い方法です。

14.7.2  汎用アイソサーモ ([以上]‎、[以下]‎)‎ のセットアップ

14.7.2.1  一般

タイプ [以上]‎ および [以下]‎ のアイソサーモは、設定された温度よりも高いまたは低い温度を持つエリアに色を付けます。

14.7.2.2  手順

14.7.3  汎用アイソサーモ ([Interval]‎)‎ のセットアップ

14.7.3.1  一般

タイプ [区間]‎ のアイソサーモは、設定された 2 つの温度の中間の温度を持つエリアに色を付けます。

14.7.3.2  手順

14.7.4  湿度アイソサーモのセットアップ

14.7.4.1  一般

湿度アイソサーモは、かびが繁殖するリスクのあるエリアや、湿気が水に凝固するリスクのあるエリア (露点)‎ を検出できます。

14.7.4.2  手順

14.7.5  断熱アイソサーモのセットアップ

14.7.5.1  一般

断熱アイソサーモは、建物で断熱不良がある可能性のある箇所を検出できます。このアイソサーモは、断熱レベルが建物構造を透過するエネルギー漏出量 (温度指数と呼ばれる)‎ のあらかじめ設定された値よりも低くなったときに表示します。
建築基準法に応じて温度指数の推奨値は異なりますが、新しい建物では一般に 0.6 ~ 0.8 になります。推奨値については、所在国の建築基準法を参照してください。

14.7.5.2  手順

14.7.6  カスタム アイソサーモのセットアップ

14.7.6.1  一般

カスタム アイソサーモは、以下のいずれかのタイプのアイソサーモです。
  • 以上.
  • 以下.
  • 区間.
  • 湿度.
  • 断熱.
これらのカスタム アイソサーモでは、標準アイソサーモを使用した場合と比較して、次のような各種パラメータを手動で指定することができます。
  • 背景.
  • (半透過または塗りつぶし色)‎
  • 区間反転 ([区間]‎ アイソサーモのみ)‎

14.7.6.2  手順

14.8  温度レベルを変更する

14.8.1  一般

赤外線画像の下部には 2 つのスライダがあります。これらのスライダを右または左にドラッグして温度スケールの上限レベルと下限レベルを変更できます。

14.8.2  温度レベルを変更する理由

温度レベルを手動で変更する理由は、温度の異常を分析しやすくするためです。

14.8.2.1  例 1

ある建物の 2 つの赤外線画像が示されています。左の画像は自動調整されており、晴れた空と暖められた建物の間の大きな温度スパンにより正しく分析することが難しくなっています。温度スケールを建物の温度に近い値に変更すれば、より詳細に分析できるようになります。
Graphic
自動
Graphic
手動

14.8.2.2  例 2

送電線の遮断機の 2 つの赤外線画像が示されています。遮断機の温度変化を分析しやすくするために、右の画像の温度は遮断機の温度に近い値に変更されています。
Graphic
自動
Graphic
手動

14.8.3  上限レベルを変更する

14.8.4  下限レベルを変更する

14.8.5  上限および下限レベルを同時に変更する

14.9  画像の自動調整

14.9.1  一般

画像または画像のグループを自動調整できます。画像を自動調整する場合は、最適な画像の明るさとコントラストが得られるように調整してください。これは、色情報が画像の既存の温度にわたって配分されることを意味します。

14.9.2  手順

14.10  自動調整領域の定義

14.10.1  一般

温度スケールまたは画像ウィンドウの [自動]‎ ボタンをクリックすると、画像全体が自動調整されます。これは、色情報が画像内の温度にわたって配分されることを意味します。
ただし、状況によっては、画像やビデオ画像に、対象エリアから外れる非常に熱いか非常に冷たい領域が入る場合があります。このような場合は、対象エリアから外れる領域を除外して、対象エリア内の温度のみに色情報を使用できます。自動調整領域を定義することで、そのようにすることが可能です。

14.10.2  手順

14.11  色分布を変更する

14.11.1  一般

画像の色分布を変更できます。別の色分布を使用することで、より詳細な画像分析が容易になります。

14.11.2  定義

3 つの異なる色分布から選択します。
  • ヒストグラム平均: 画像の既存の温度に対して均等に温度情報の分布を示す画像表示方法です。この方法によって、画像に温度値の非常に高いピークがいくつか存在する場合に、温度情報を適切に分布させることができます。
  • リニア-シグナル: 画像の温度情報をピクセルの信号値ごとに線で分布を示す画像表示方法です。
  • リニア-温度: 画像の温度情報をピクセルの信号値ごとに線で分布を示す画像表示方法です。

14.11.3  手順

14.12  パレットの変更

14.12.1  一般

画像中のさまざまな温度を表示するためにカメラで使用するパレットを変更できます。異なるパレットを使用することによって、画像の分析が容易になります。

14.12.2  手順

14.13  画像モードの変更

14.13.1  一般

画像には画像モードを変更できるものがあります。画像編集ウィンドウのツール バーで変更できます。

14.13.2  画像モードの種類

ボタン

画像モード

画像の例

icon
[Thermal MSX]‎ (Multi Spectral Dynamic Imaging)‎: 対象のエッジを強調した赤外線画像を表示できます。各ヒューズのラベルが判別可能な点に注目してください。
Graphic
icon
[Thermal]‎: 完全な赤外線画像を表示します。
Graphic
icon
[Thermal fusion]‎: 温度制限によって部分的に赤外線画像になっているデジタル画像を表示します。
Graphic
icon
[Picture-in-picture]‎: これにより、赤外線画像フレームが可視画像の上に表示されます。
Graphic
icon
[Digital camera]‎: 完全なデジタル画像を表示します。
Graphic

14.14  CSV にエクスポート

14.14.1  一般

画像コンテンツをカンマ区切り値のマトリックスとしてエクスポートし、外部ソフトウェアでさらに分析するために使用できます。ファイル形式は *.csv となり、Microsoft Excel で開くことができます。

14.14.2  手順

14.15  プロットの作成

14.15.1  一般

解析用ストリーミングに対応したカメラに FLIR Tools/Tools+‎ が接続されている場合、プロットを作成できます。プロットには、1 つまたは複数の測定ツールの結果が経時的にどのように変化するかが表示されます。

14.15.2  手順

14.16  面積の計算

14.16.1  一般

画像パラメータのデータに含まれている距離に基づいて、面積の計算を行うことができます。主な用途には、壁についた濡れたしみのサイズの概算などがあります。
ある表面積を計算するには、画像にボックスまたはサークルの測定ツールを追加する必要があります。FLIR Tools/Tools+‎ は、ボックス ツールまたはサークル ツールで囲まれた部分の面積を計算します。この計算値は、表面積の概算値であり、距離に基づいて計算されます。

14.16.1.1  手順

次の手順に従います。

14.17  長さの計算

14.17.1  一般

画像パラメータのデータに含まれている距離に基づいて、長さの計算を行うことができます。
長さを計算するには、画像にライン測定ツールを追加する必要があります。FLIR Tools/Tools+‎ は、距離に基づいてラインの長さの概算値を計算します。

14.17.1.1  手順

次の手順に従います。

15  注釈の操作

15.1  画像詳細について

15.1.1  画像詳細とは

画像詳細とは、簡潔な自由形式のテキスト説明で、赤外線画像ファイルと一緒に保存されます。*.jpg ファイル形式の標準タグが使用されているため、他のソフトウェアから検索することができます。

15.1.1.1  手順

15.2  テキスト注釈について

15.2.1  テキスト注釈とは

テキスト注釈とは、画像内の何かに関するテキスト情報で、ラベルという情報ペアのグループで構成されています。テキスト注釈を使用する理由は、画像を撮影した条件、写真、情報などの画像の基本情報を提供することによって、レポートや後処理をより効率的にすることです。
テキスト注釈は、FLIR Systems 独自の注釈形式であるため、他のベンダーのソフトウェアで情報を取得することはできません。テキスト注釈のコンセプトは、ユーザーからの情報に大きく依存しています。カメラでは、各ラベルに対して、いくつかの値から 1 つを選択できます。ユーザーは、数値を入力して、画面から測定値テキスト注釈に記録することもできます。

15.2.2  ラベルと値の定義

テキスト注釈」のコンセプトは、「ラベル」と「」という 2 つの重要な定義に基づいています。次の例では、これら 2 つの定義の違いについて説明します。
Company
Company A
Company B
Company C
Building
Workshop 1
Workshop 2
Workshop 3
Section
Room 1
Room 2
Room 3
Equipment
Tool 1
Tool 2
Tool 3
Recommendation
Recommendation 1
Recommendation 2
Recommendation 3

15.2.3  マークアップ構造の例

このテキスト注釈のファイル形式は、*.tcf です。このコード サンプルは、ファイルのマークアップ構造の例であり、メモ帳で開くとマークアップがどのように表示されるかを示します。括弧で囲まれている文字はラベル、括弧の付いていない文字は値です。
<Company> 会社 A 会社 B 会社 C <Building> ワークショップ 1 ワークショップ 2 ワークショップ 3 <Section> ルーム 1 ルーム 2 ルーム 3 <Equipment> 機械 1 機械 2 機械 3 <Recommendation>
                              推奨 1 推奨 2 推奨 3
                           

15.2.4  画像のテキスト注釈の作成

15.2.4.1  一般

FLIR Tools/Tools+‎ では、画像のテキスト注釈を作成することができます。この操作は、画像編集ウィンドウで実行します。

15.2.4.2  手順

15.2.5  テキスト注釈テンプレートの作成

15.2.5.1  一般

FLIR Tools/Tools+‎ の [テンプレート]‎ タブで、テキスト コメント テンプレートを作成できます。これらのテンプレートはカメラに転送することも、プログラムでの事後解析時にテンプレートとして使用することもできます。

15.2.5.2  手順

16  パノラマの作成

16.1  一般

FLIR Tools+‎ では、複数の小さな画像を 1 枚の大きな画像に結合してパノラマを作成することができます。FLIR Tools+‎ は各画像を分析し、他の画像のものと一致するピクセル パターンを検出します。
その後でパノラマ画像をトリミングし、さまざまな視点補正を実行することができます。

16.2  

この図は、パノラマ ワークスペースを示したものです。
Graphic

16.3  手順

詳細については、セクション 11.10 [パノラマ]‎ タブ を参照してください。

17  レポートの作成

17.1  一般

プログラムから、次のような 4 種類のレポートを作成できます。
234タイプのレポートの場合は、レポートを *.repx と呼ばれる中間形式で保存できます。詳細については、セクション 17.3 レポートを中間 *.repx 形式で保存する を参照してください。

17.2  デフォルトのレポート テンプレートの設定

レポート作成に先立ち、デフォルトのレポート テンプレートを設定する必要があります。最大 2 つのデフォルト レポート テンプレートを設定できます。その後、[ライブラリ]‎ タブの [レポートを生成]‎ をクリックすると、これらのテンプレートが使用されます。

17.3  レポートを中間 *.repx 形式で保存する

17.4  Adobe PDF 画像シートの作成

17.5  Adobe PDF レポートを作成する

17.6  分析用の Microsoft Word‎ レポートの作成

17.6.1  「Rapid Report」ショートカットの作成

17.6.1.1  一般

分析用以外の Microsoft Word レポートでは、「Rapid Report」ショートカットと呼ばれるデスクトップ・ショートカットを作成できます。画像をこのショートカットにドラッグ・アンド・ドロップすれば、FLIR Tools+‎ を起動せずにレポートが作成できます。

17.6.1.2  手順

17.7  分析用の Microsoft Word‎ レポートの作成

Microsoft Word で分析用レポートを操作する方法の詳細については、セクション 18 Microsoft Word 環境での作業 を参照してください。

18  Microsoft Word 環境での作業

18.1  レポート テンプレートの作成

18.1.1  一般

FLIR Tools+‎ には、複数のレポート テンプレート (Microsoft Word *.dotx ファイル)‎ が付属しています。これらのテンプレートがニーズに合わない場合は、独自のユーザー設定赤外線レポート テンプレートを作成できます。

18.1.1.1  複数のテンプレートが存在するか?

多くの場合、特定のテンプレートを特定の顧客に使用します。このような場合は、赤外線レポートの生成後に手動で情報を入力する代わりに、顧客固有の情報をテンプレートに含めておくことができます。
ただし、複数の顧客が 1 つまたは少数の赤外線レポートを使用して適合させることを要求している場合は、会社固有の情報をテンプレートに含めるべきではありません。このような情報はレポートを生成した後に簡単に入力することができるためです。

18.1.1.2  一般的な構成

ユーザー設定赤外線レポート テンプレートには、通常、次のような種類のページが含まれます。
  • フロント カバー
  • IR ビューア オブジェクト、デジタル画像オブジェクト、IR ヒストグラム オブジェクト、IR プロファイル オブジェクト、テーブル オブジェクト、サマリー テーブル オブジェクトなどの組み合わせで構成される、複数のページ
  • バック カバー
Microsoft Word の既存の機能を使用して、レポート テンプレートのフロント カバーとバック カバーを作成します。
赤外線レポート テンプレートのフロント カバーおよびバック カバーには、一般的に次の情報が含まれます。
  • 検査者および顧客の会社名
  • その他の連絡先
  • 現在の日付
  • 赤外線レポートのタイトル
  • 検査者および顧客の会社のロゴ
  • 含める必要のある付加的な作業または情報

18.1.1.3  Microsoft Word‎ 環境での作業の注意

FLIR Tools+‎ のレポート生成機能は Microsoft Word のアドインであるため、レポート テンプレートの作成時に、基本的に Microsoft Word ドキュメント テンプレートを作成するときに使用するすべての既存の機能を使用することができます。
FLIR Tools+‎ により、赤外線画像およびレポートの分野に特化した数々のコマンドが追加されます。これらのコマンドは、[FLIR Tools+‎]‎ タブから使用できます。
赤外線レポート テンプレートの作成時に、これらの機能を通常の Microsoft Word の機能とともに使用することができます。

18.1.2  カスタム赤外線画像レポート テンプレートの作成

ユーザー設定赤外線レポート テンプレートは、空白の Microsoft Word テンプレートから作成できます。ただし、レポート テンプレートを作成するもっとも簡単な方法は、既存のテンプレートを変更することです。これにより、レポート テンプレート ページですでに設計された既存の赤外線オブジェクトを活用でき、赤外線レポート テンプレートをゼロから作成するよりも時間を大幅に短縮することができます。
レポート テンプレートは、次の 3 つの方法で作成できます。
  • 基本的なレポート テンプレートをカスタマイズする
  • 既存のレポート テンプレートを修正する
  • 空白の Microsoft Word テンプレートからレポート テンプレートを作成する

基本的なレポート テンプレートのカスタマイズ

既存のレポート テンプレートの修正

空白の Microsoft Word‎ テンプレートからレポート テンプレートを作成する

18.2  レポートのオブジェクトの管理

レポート テンプレートを基にレポートを作成すると、赤外線画像、デジタル画像、テーブル、およびレポート ページ上の各フィールドのプレースホルダーとして、オブジェクトが自動的に挿入されます。また、以降の各セクションの説明に従い、Microsoft Word でレポートを起動した後でオブジェクトを挿入し、そのプロパティを変更することもできます。
独自のレポート テンプレートを作成する場合は (セクション 18.1 レポート テンプレートの作成 を参照)‎、以降の各セクションの説明に従ってオブジェクトを挿入し、そのプロパティを定義します。
レポートには、次のオブジェクトが表示される場合があります。
  • IR ビューア オブジェクト
  • デジタル画像オブジェクト
  • IR プロファイル オブジェクト
  • IR ヒストグラム オブジェクト
  • IR 傾向オブジェクト
  • フィールド オブジェクト
  • テーブル オブジェクト
  • サマリー テーブル オブジェクト
オブジェクトに関連するツールバー、サブメニュー、ボタンなどについては、セクション 18.4 システム参照セクション で詳細に説明します。

18.2.1  オブジェクトの挿入

Graphic

18.2.1.1  IR ビューア オブジェクトおよびデジタル画像オブジェクト

IR ビューア オブジェクトおよびデジタル画像オブジェクトは、レポートを作成するときに赤外線画像と可視画像を自動的にロードするプレースホルダーです。

IR ビューア オブジェクトおよびデジタル画像オブジェクトの挿入

18.2.1.2  IR プロファイル オブジェクト

レポートを作成すると、IR プロファイル オブジェクトは、赤外線画像に保存されているライン ツールの値を自動的に表示します。

IR プロファイル オブジェクトの挿入

18.2.1.3  IR ヒストグラム オブジェクト

レポートを作成すると、IR ヒストグラム オブジェクトは、各温度レベルのピクセル数をグラフ化することによって、画像のエリア ツールのピクセル分布を図示します。

IR ヒストグラム オブジェクトの挿入

18.2.1.4  IR 傾向オブジェクト

IR 傾向オブジェクトのデフォルトの動作は、レポートを作成した後に、レポートの IR ビューア オブジェクトの傾向を自動的に表示することです。ドラッグ アンド ドロップ操作を使用して、画像を IR 傾向オブジェクトに手動で移動することもできます。

IR 傾向オブジェクトの挿入

18.2.1.5  フィールド オブジェクト

レポートを作成すると、フィールド オブジェクトは、赤外線画像にリンクされている値またはテキストを自動的に表示します。

フィールド オブジェクトの挿入

18.2.1.6  テーブル オブジェクト

レポートを作成すると、テーブル オブジェクトは、赤外線画像の各測定ツールの値を自動的に表示します。

テーブル オブジェクトの挿入

18.2.1.7   サマリー テーブル オブジェクト

レポートを作成すると、サマリー テーブル オブジェクトは、テーブルに含めるように選択したアイテムの値を自動的に表示します。

サマリー テーブル オブジェクトの挿入

18.2.2  オブジェクトの関連付け

この説明は、テンプレート ページに 1 つの IR プロファイル オブジェクトと 1 つ以上の IR ビューア オブジェクトがあることを前提にしています。
関連付けるオブジェクトは、関連付けを行うときに同じページにある必要があります。ただし、ドキュメントのページを読み込み直したために一方のオブジェクトが次のページに送られた場合でも、関連付けは保持されます。

オブジェクトの関連付け

18.2.3  オブジェクトのリサイズ

赤外線オブジェクトのリサイズ

テーブル オブジェクトおよびサマリー テーブル オブジェクトのリサイズ

18.2.4  オブジェクトの削除

赤外線オブジェクトの削除

テーブル オブジェクトおよびサマリー テーブル オブジェクトの削除

フィールド オブジェクトの削除

18.2.5  IR ビューアの測定ツール

赤外線画像には有効な温度情報が含まれており、スポットメーター、プロファイル、エリアなどの別の種類の測定ツールでオーバーレイして表示できます。
ツールには IR ビューアのツールバーからアクセスします。このツールバーは、IR ビューア オブジェクトをクリックすると表示されます。
Graphic をクリックすると、選択ツールが表示されます。選択ツールは、ワード プロセッサやデスクトップ パブリッシング プログラムの選択ツールと同様の動作をします。選択ツールを使用して、測定ツールを選択します。
Graphic をクリックすると、フラグ付きのスポットメーターが表示されます。このスポットメーターは、赤外線画像上で動かして、温度値を確認するために使用できます。画像をクリックすると、浮動スポットメーター ツールによって、画像に固定スポットメーターが作成されます。浮動スポットメーター モードを終了するには、Esc キーを押します。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に固定スポットメーターが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上にエリアが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に楕円体のエリアが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上にポリゴン エリアが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に線が作成されます。これにより、測定結果を IR プロファイル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に曲線が作成されます。これにより、測定結果を IR プロファイル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、2 つの温度の差が計算されます。たとえば、2 つのスポットメーター間、またはスポットメーターと画像の最高温度の差などです。計算結果は、ツールチップとしても、結果テーブルの結果としても表示されます。このツールバー ボタンを使用するには、画像に少なくとも 1 つの測定機能を設定している必要があります。
Graphic をクリックすると、マーカーが作成されます。このマーカーを使用して、画像を任意の場所に動かしたり、必要なエリアをポイントしたりできます。
Graphic をクリックするとメニューが表示され、次のいずれかの操作を行うことができます。
  • 温度レベルの上にアイソサーモを挿入します。これにより、あらかじめ設定された色が、特定の温度レベルより高いすべての温度に画像内で割り当てられます。
  • 温度レベルの下にアイソサーモを挿入します。これにより、あらかじめ設定された色が、特定の温度レベルより低いすべての温度に画像で割り当てられます。
  • 建物構造内で湿度のリスクがある領域をカメラが検出したときに表示されるアイソサーモの色を設定します (湿度アラーム)‎。
  • 壁の断熱不良をカメラが検出したときに表示されるアイソサーモの色を設定します (断熱アラーム)‎。
  • 2 つの温度レベルの間にアイソサーモを挿入します。これにより、あらかじめ設定された色が、画像の 2 つの温度レベルの間にあるすべての温度に割り当てられます。
アイソサーモ設定の詳細については、セクション 18.4.10.2.2 [アイソサーモ]‎ タブ を参照してください。
Graphic をクリックして、拡大したいエリアの周囲に矩形を描画します。ズーム モードでは、サムネイル画像が右上に表示され、拡大している位置が示されます。左マウス ボタンを押したままにして、マウスを任意の方向に動かすことでエリアを移動できます。ズーム モードを終了するには、[]‎ メニューで [ズーム]‎ を選択するか、キーボードのスペース バーを押します。
Graphic をクリックすると、[画像統合]‎ ダイアログ ボックスが開きます。画像融合の詳細については、セクション 18.2.7 画像融合 を参照してください。
Graphic をクリックすると、IR ビューア オブジェクトでグリッド線のオン/オフが切り替わります。グリッド ツールの詳細については、セクション 18.2.5.2 グリッド ツールの使用 を参照してください。

18.2.5.1  測定ツールの管理

スポットメーターやエリア、マーカーなどの測定ツールを IR ビューア オブジェクトに追加すると、それらのツールに対して移動や複製、削除などの操作を実行できます。

画像での測定ツールの選択

測定ツールの移動

測定ツールの複製

測定ツールの削除

18.2.5.2  グリッド ツールの使用

レンズの視野と対象物までの距離がわかっている場合は、グリッド ツールを使用して、IR ビューア オブジェクトにグリッドをレイアウトできます。グリッドの各四角形は、既知のエリアを表します。
また、IR ビューア オブジェクトに線をレイアウトし、線の長さを指定することもできます。

グリッド ツールの使用

18.2.6  公式

18.2.6.1  一般

FLIR Tools+‎ では、赤外線画像のさまざまなアイテムについて、詳細な計算を実行することができます。公式には、+‎、–、×、÷ などすべての一般的な数学演算子や関数を含めることができます。また、π などの数値定数を使用することもできます。
もっとも重要な点は、測定結果や他の公式、他の数値データへの参照を公式に挿入できることです。

18.2.6.2  単純な公式の作成

2 つのスポット間の差を計算する公式の作成

18.2.6.3  条件付き公式の作成

用途によっては、臨界値よりも結果が低い場合には、計算結果を緑色のフォントで表示し、臨界値よりも高い場合には、計算結果を赤色のフォントで表示したい場合などがあります。
IF 文を使用して条件付き公式の作成することによって、これを行うことができます。

IF 文を使用した条件付き公式の作成

18.2.7  画像融合

18.2.7.1  一般

FLIR Tools+‎ では、赤外線画像を可視像と融合できます。画像を融合すると、温度に異常がある部分を簡単に特定できます。

18.2.7.2  画像融合の手順

赤外線画像と可視像の融合

画像融合についての詳細は、セクション 18.4.10.7 [画像統合]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。

18.3  ドキュメント プロパティ

18.3.1  一般

赤外線レポートの作成時に、FLIR Tools+‎ はレポート テンプレート用の Microsoft Word ドキュメント プロパティを抽出し、それらのプロパティを最終レポートの対応する Microsoft Word フィールドに挿入します。
これらのドキュメント プロパティを使用して、レポート作成時に、時間のかかるいくつかの作業を自動化できます。たとえば、FLIR Tools+‎ で、検査場所の名前、住所、電子メール アドレス、使用しているカメラのモデル名、自分の電子メールアドレスなどを自動的に情報に追加したい場合があります。

18.3.2  ドキュメント プロパティの種類

2 種類のドキュメント プロパティがあります。
  • 概要ドキュメント プロパティ
  • ユーザー設定ドキュメント プロパティ
これまでは、値のみを変更することができましたが、今後はラベルと値の両方を変更することができます。

18.3.3  Microsoft Word‎ ドキュメント プロパティの作成および編集

ドキュメント プロパティの作成および編集

18.3.4  レポート プロパティの接頭語の変更

18.3.4.1   一般

レポートが生成されると、[ レポート プロパティ ]‎ ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスでは、顧客情報と検査に関する情報を入力できます。このダイアログ ボックスで入力した情報は、レポートの対応するプレースホルダーに入力されます。
レポート プロパティは、先頭にアンダーバー (_)‎ が付けられているかどうかに応じて表示されます。ただし、独自のカスタム テンプレートを作成している場合は、別の接頭語を使用してレポート プロパティを作成することもできます。たとえば、パーセント記号 (%)‎、ドル記号 ($)‎、シャープ記号 (#)‎ のほか、会社名の全部または一部 (「ACME」など)‎ を使用することができます。レポートの生成時に、このようなプロパティが表示されるようにするには、 でプロパティ [ FLIR_ReportPropertyPrefix]‎ を更新する必要があります。

18.3.4.2   手順

次の手順に従います。

18.3.5  Microsoft Word‎ フィールドの作成およびドキュメント プロパティとの関連付け

Microsoft Word‎ フィールドの作成および関連付け

18.4  システム参照セクション

このセクションでは、FLIR Tools+‎ に関連するすべてのメニュー、ボタン、ダイアログ ボックスなどについて詳細に説明します。

18.4.1  [FLIR Tools+‎]‎ タブ

FLIR Tools+‎ をインストールすると、Microsoft Word ドキュメントのリボンに配置されている標準タブの右側に [FLIR Tools+‎]‎ タブが表示されます。
Graphic
Graphic をクリックして、赤外線画像およびシーケンス ファイルの IR ビューア オブジェクトを挿入します。赤外線画像やシーケンス ファイルは、有効な温度情報を含んでおり、スポットメーター、プロファイル、エリアなどの別の種類の測定ツールでオーバーレイして表示できます。
Graphic をクリックして、デジタル画像オブジェクトを挿入します。この写真は、スタンドアロンのデジタル カメラか FLIR Systems の一部の赤外線カメラに搭載されているデジタル実画像カメラ機能で撮影されたものです。レポート テンプレートを自分で作成した場合にのみ、この方法で画像を挿入してください。その他の場合は常に、[挿入]‎ タブの []‎ をクリックして画像を挿入します。
Graphic をクリックして、IR プロファイル オブジェクトを挿入します。IR プロファイル オブジェクトには、赤外線画像内の線に沿ったピクセル値のグラフが含まれます。
Graphic をクリックして、IR ヒストグラム オブジェクトを挿入します。IR ヒストグラム オブジェクトには、各温度レベルのピクセル数をプロットした、画像内のピクセルの分布状況を示すグラフが含まれます。
Graphic をクリックして、IR 傾向オブジェクトを挿入します。傾向オブジェクトには、Y 軸の赤外線レポート ページごとの測定値やテキストコメント値、または X 軸の時間、ページ番号、テキスト コメント値によってソートされた赤外線画像のグラフ表現が含まれます。また、各アルゴリズムに基づいて、推定的な傾向を表示することもできます。
Graphic をクリックして、[クイック挿入]‎ ダイアログ ボックス (セクション 18.4.10.1 [クイック挿入]‎ ダイアログ ボックス を参照)‎ を表示します。このダイアログ ボックスでは、あらかじめ定義されたページ レイアウトを選択するか、既存のページ レイアウトを変更してレポートを作成することができます。
Graphic をクリックして、赤外線オブジェクトを互いに関連付けます。たとえば、IR プロファイル オブジェクトを IR ビューア オブジェクトに関連付けます。
赤外線オブジェクトをクリックして Graphic をクリックし、レポートからオブジェクトを削除します。
Graphic をクリックして、フィールド オブジェクトを現在のドキュメントに挿入します。フィールド オブジェクトは、赤外線画像の値やテキストにリンクさせることができます。
Graphic をクリックして、テーブル オブジェクトを現在のドキュメントに挿入します。テーブル オブジェクトは、赤外線画像と赤外線画像に関連したその他の情報によって示される、測定ツールの結果を表示します。
Graphic をクリックして、サマリー テーブル オブジェクトを挿入します。サマリー テーブル オブジェクトは、レポートから画像ごとに 1 行ずつ、すべての赤外線画像から選択した赤外線データをリスト表示します。
Graphic をクリックして、現在のページを削除します。
Graphic をクリックして現在のページを複製し、現在のページの後に複製したページを挿入します。
[ レポート プロパティ ]‎ をクリックして、ダイアログ ボックスを表示します。このダイアログ ボックスでは、顧客情報と検査に関する情報を入力できます。詳細については、セクション 18.3.4 レポート プロパティの接頭語の変更 を参照してください。
Graphic をクリックして、FLIR サブメニューを表示します。セクション 18.4.1.1 FLIR‎ サブメニュー を参照してください。

18.4.1.1  FLIR‎ サブメニュー

[FLIR Tools+‎]‎ タブの Graphic をクリックすると、次の図のような FLIR サブメニューが表示されます。
Graphic
[ レポート テンプレートの作成 ]‎: デフォルトのテンプレートを開きます。このテンプレートは、カスタマイズの基礎として使用できます。
[単位選択]‎: 温度と距離の単位を設定するダイアログ ボックスを表示します。
[IR ビューア設定を全体に適用]‎: このコマンドは、IR ビューア オブジェクトが選択されている場合のみ有効になります。クリックすると、選択した IR ビューア オブジェクトの設定がグローバルに適用されます。
[選択した言語]‎: 言語を設定するダイアログ ボックスを表示します。
[バージョン情報]‎: プログラムのバージョンを示すダイアログ ボックスを表示します。

18.4.2  IR ビューア オブジェクト

18.4.2.1  一般

IR ビューア オブジェクトは、赤外線画像およびシーケンス ファイルのプレースホルダーです。赤外線画像には、スポットメーター、プロファイル、エリアなどの別の種類の測定ツールでオーバーレイして表示できる有効な温度情報が含まれます。
IR ビューア オブジェクトの外観は、赤外線画像とシーケンス ファイルのどちらを選択しているかによって異なります。
18.4.2.1.1  赤外線画像を持つ IR ビューア オブジェクト
Graphic
赤外線画像を持つ IR ビューア オブジェクトでは、次の情報が表示されます (各番号は、上図の番号に対応しています)‎。
画像融合が適用されている場合は、IR ビューア オブジェクトの下部に追加のスライダが表示されます。スライダの外観は、次の各図に示すように、画像融合のタイプによって異なります。
間隔の設定によって画像融合を制御するスライダ:
Graphic
混合の設定によって画像融合を制御するスライダ:
Graphic
Multi-Spectral Dynamic Imaging (MSX)‎ の設定によって画像融合を制御するスライダ:
Graphic
画像融合を制御するには、スライダを左右にドラッグし、赤外線画像をデジタル画像と融合させます。また、以下のいずれかのショートカットを使用することもできます。
  • 完全な赤外線画像または完全なデジタル画像を表示するには、ゲージの左端または右端にあるアイコンをダブルクリックします。
  • ゲージの中心にスライダを動かすには、ゲージを右クリックします。
  • スライダをゲージの任意の位置に動かすには、ゲージの該当する箇所をダブルクリックします。
  • スライダを左または右に少しずつ動かすには、ゲージでスライダを右または左にクリックします。
画像融合についての詳細は、セクション 18.2.7 画像融合 および 18.4.10.7 [画像統合]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
18.4.2.1.2  シーケンス ファイルを持つ IR ビューア オブジェクト
Graphic
シーケンス ファイルを持つ IR ビューア オブジェクトでは、次の情報が表示されます (各番号は、上図の番号に対応しています)‎。

18.4.2.2  IR ビューアのショートカット メニュー

IR ビューアのショートカット メニューは、IR ビューア オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[開く]‎: IR ビューア オブジェクトのプレースホルダーで画像を開いたり、現在の画像を別の画像に変更したりします。
[名前を付けて保存]‎: 現在表示している画像をハードディスク ドライブに保存します。
[IR スケールを表示]‎: 赤外線画像の右端で赤外線スケールを表示または非表示にします。
[スケッチを表示]‎: 画像に関連付けられている手描きのスケッチを表示または非表示にします (すべてのカメラが手描きのスケッチの作成をサポートしているわけではありません。このオプションは、画像に手描きのスケッチが含まれている場合のみ表示されます)‎。一部の古い画像では、マーカーが存在する場合は、[注釈]‎ タブの [スケッチ]‎ に表示されます。セクション 18.4.10.2.3 [注釈]‎ タブ を参照してください。
[ズーム]‎: [ズーム]‎ メニューで [1×]‎、[2×]‎、[4×]‎、[8×]‎ のいずれかをクリックして、現在表示されている画像を拡大します。
[設定]‎: [画像設定]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.2 [画像設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
[画像統合]‎: [画像統合]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.7 [画像統合]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
[右に回転]‎: 画像を右に 90° 回転させます。
[左に回転]‎: 画像を左に 90° 回転させます。
[]‎: [公式]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.8 [公式]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。

18.4.2.3  IR ビューアのツールバー

IR ビューア オブジェクトのツールバーは、IR ビューア オブジェクトを選択すると表示されます。
Graphic をクリックすると、選択ツールが表示されます。選択ツールは、ワード プロセッサやデスクトップ パブリッシング プログラムの選択ツールと同様の動作をします。選択ツールを使用して、測定ツールを選択します。
Graphic をクリックすると、フラグ付きのスポットメーターが表示されます。このスポットメーターは、赤外線画像上で動かして、温度値を確認するために使用できます。画像をクリックすると、浮動スポットメーター ツールによって、画像に固定スポットメーターが作成されます。浮動スポットメーター モードを終了するには、Esc キーを押します。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に固定スポットメーターが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上にエリアが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に楕円体のエリアが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上にポリゴン エリアが作成されます。これにより、測定結果をテーブル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に線が作成されます。これにより、測定結果を IR プロファイル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、赤外線画像上に曲線が作成されます。これにより、測定結果を IR プロファイル オブジェクトに表示することができます。
Graphic をクリックすると、2 つの温度の差が計算されます。たとえば、2 つのスポットメーター間、またはスポットメーターと画像の最高温度の差などです。計算結果は、ツールチップとしても、結果テーブルの結果としても表示されます。このツールバー ボタンを使用するには、画像に少なくとも 1 つの測定機能を設定している必要があります。
Graphic をクリックすると、マーカーが作成されます。このマーカーを使用して、画像を任意の場所に動かしたり、必要なエリアをポイントしたりできます。
Graphic をクリックするとメニューが表示され、次のいずれかの操作を行うことができます。
  • 温度レベルの上にアイソサーモを挿入します。これにより、あらかじめ設定された色が、特定の温度レベルより高いすべての温度に画像内で割り当てられます。
  • 温度レベルの下にアイソサーモを挿入します。これにより、あらかじめ設定された色が、特定の温度レベルより低いすべての温度に画像で割り当てられます。
  • 建物構造内で湿度のリスクがある領域をカメラが検出したときに表示されるアイソサーモの色を設定します (湿度アラーム)‎。
  • 壁の断熱不良をカメラが検出したときに表示されるアイソサーモの色を設定します (断熱アラーム)‎。
  • 2 つの温度レベルの間にアイソサーモを挿入します。これにより、あらかじめ設定された色が、画像の 2 つの温度レベルの間にあるすべての温度に割り当てられます。
Graphic をクリックして、拡大したいエリアの周囲に矩形を描画します。ズーム モードでは、サムネイル画像が右上に表示され、拡大している位置が示されます。左マウス ボタンを押したままにして、マウスを任意の方向に動かすことでエリアを移動できます。ズーム モードを終了するには、[]‎ メニューで [ズーム]‎ を選択するか、キーボードのスペース バーを押します。
Graphic をクリックして、[画像統合]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.7 [画像統合]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
Graphic をクリックして、IR ビューア オブジェクトのグラフでのグリッド線のオン/オフを切り替えます。

18.4.2.4  IR ビューア ツールのショートカット メニュー

IR ビューア ツールのショートカット メニューの表示内容は、右クリックしたツールによって変化します。
[カーソル]‎: 線のみに適用されます。線上を移動できるカーソルを作成します。
[削除]‎: 現在選択している測定ツールを赤外線画像から削除します。
[コールド スポット]‎: スポットメーター、差分計算、およびマーカーを除くすべてのツールに適用されます。エリアのもっとも温度が低い位置にスポットメーターを作成します。
[ホット スポット]‎: スポットメーター、デルタ、およびマーカーを除くすべてのツールに適用されます。エリアのもっとも温度が高い位置にスポットメーターを作成します。
[]‎: [公式]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.8 [公式]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
[設定]‎: [測定設定]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.3 [測定設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
[画像]‎: このメニューは、IR ビューアのショートカット メニューと同じです。セクション 18.4.2.2 IR ビューアのショートカット メニュー を参照してください。

18.4.3  デジタル画像オブジェクト

18.4.3.1  一般

デジタル画像オブジェクトは、画像のプレースホルダーです。この画像は、スタンドアロンのデジタル カメラか FLIR Systems 赤外線カメラのデジタル実画像カメラ機能で撮影されたものです。
Graphic

18.4.3.2  デジタル画像オブジェクトのショートカット メニュー

デジタル画像オブジェクトのショートカット メニューは、デジタル画像オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[開く]‎: デジタル画像オブジェクトのプレースホルダーで画像を開いたり、現在の画像を別の画像に変更したりします。
[スケッチを表示]‎: 画像に関連付けられている手描きのスケッチを表示または非表示にします (すべてのカメラが手描きのスケッチの作成をサポートしているわけではありません)‎。古い画像では、マーカーが存在する場合は、このコマンドによって表示または非表示になります。

18.4.4  IR プロファイル オブジェクト

18.4.4.1  一般

IR プロファイル オブジェクトには、赤外線画像内の線に沿ったピクセルの値を表示するグラフが含まれています。
Graphic

18.4.4.2  IR プロファイル オブジェクトのショートカット メニュー

IR プロファイル オブジェクトのショートカット メニューは、IR プロファイル オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[グリッド線]‎: IR プロファイル オブジェクトの水平線のグリッドを表示します。
[凡例]‎: IR プロファイル オブジェクトの下に凡例を表示します。
[凡例に可視プロファイル線のみ表示]‎: 赤外線画像で複数の線が配置されている場合、[凡例に可視プロファイル線のみ表示]‎ をクリックすると、IR プロファイル オブジェクトの下の凡例に含まれない線が削除されます。
[3D ビュー]‎: IR プロファイル オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
[X および Y 軸をスワップ]‎: IR プロファイル オブジェクトの X 軸 および Y 軸を切り替えます。
[設定]‎: [プロファイル設定]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.4 [プロファイル設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。

18.4.4.3  IR プロファイルのツールバー

IR プロファイル オブジェクトのツールバーは、IR プロファイル オブジェクトを選択すると表示されます。
Graphic をクリックして、IR プロファイル オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
Graphic をクリックして、IR プロファイル オブジェクトのグラフでのグリッド線のオン/オフを切り替えます。

18.4.5  IR ヒストグラム オブジェクト

18.4.5.1  一般

IR ヒストグラム オブジェクトには、各温度レベルのピクセル数をプロットした、画像内のピクセルの分布状況を示すグラフが含まれます。
Graphic

18.4.5.2  IR ヒストグラム オブジェクトのショートカット メニュー

IR ヒストグラム オブジェクトのショートカット メニューは、IR ヒストグラム オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[グリッド線]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの水平線のグリッドを表示します。
[凡例]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの下に凡例を表示します。
[3D ビュー]‎: IR ヒストグラム オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
[X および Y 軸をスワップ]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの X 軸 および Y 軸を切り替えます。
[設定]‎: [ヒストグラム設定]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.5 [ヒストグラム設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。

18.4.5.3  IR ヒストグラムのツールバー

IR ヒストグラム オブジェクトのツールバーは、IR ヒストグラム オブジェクトを選択すると表示されます。
Graphic をクリックして、IR ヒストグラム オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
Graphic をクリックして、IR ヒストグラム オブジェクトのグラフでの色のオン/オフを切り替えます。
Graphic をクリックして、IR ヒストグラム オブジェクトのグラフでのグリッド線のオン/オフを切り替えます。
Graphic をクリックして、IR ヒストグラム オブジェクトで「帯域」境界を使用します。「帯域」境界では、低いほうの温度以下のピクセル、低い温度から高い温度の間のピクセル、高いほうの温度以上のピクセルの割合が表示されます。割合は、IR ヒストグラム オブジェクトの下にある境界の凡例に表示されます。
Graphic をクリックして、IR ヒストグラム オブジェクトで「段階」境界を使用します。「段階」境界では、特定の温度の上下にあるピクセルの割合が表示されます。割合は、IR ヒストグラム オブジェクトの下にある IR ヒストグラム オブジェクトの凡例に表示されます。
IR ビューア オブジェクトで複数の線やエリアを作成した場合は、ドロップダウン リストから線またはエリアを選択します。

18.4.6  IR 傾向オブジェクト

18.4.6.1  一般

IR 傾向オブジェクトには、Y 軸の赤外線レポート ページごとの測定値やテキストコメント値、または X 軸の時間、ページ番号、テキスト コメント値によってソートされた赤外線画像のグラフ表現が含まれます。また、IR 傾向オブジェクトでは、各アルゴリズムに基づいて、推定的な傾向を表示することもできます。
Graphic

18.4.6.2  IR 傾向オブジェクトのショートカット メニュー

IR 傾向オブジェクトのショートカット メニューは、IR 傾向オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[グリッド線]‎: IR 傾向オブジェクトの水平線のグリッドを表示します。
[凡例]‎: IR 傾向オブジェクトの下に凡例を表示します。
[凡例に可視プロット線のみ表示]‎: [傾向設定]‎ ダイアログ ボックスで消去した凡例の傾向線を表示します。セクション 18.4.10.6 [傾向設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
[3D ビュー]‎: IR 傾向オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
[X および Y 軸をスワップ]‎: IR 傾向オブジェクトの X 軸 および Y 軸を切り替えます。
[更新]‎: 傾向グラフを更新します。
[設定]‎: [傾向設定]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.6 [傾向設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。

18.4.6.3  IR 傾向オブジェクトのツールバー

IR 傾向オブジェクトのツールバーは、IR 傾向オブジェクトを選択すると表示されます。
Graphic をクリックして、IR 傾向オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
Graphic をクリックして、IR 傾向オブジェクトのグラフでのグリッド線のオン/オフを切り替えます。

18.4.7  フィールド オブジェクト

18.4.7.1  一般

フィールド オブジェクトは、赤外線画像の値やテキストにリンクさせることができます。
Graphic

18.4.7.2  フィールド オブジェクトのショートカット メニュー

フィールド オブジェクトのショートカット メニューは、フィールド オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[Borders and Shading]‎: 標準的な Microsoft Word の機能を開きます。
[Spelling]‎: 標準的な Microsoft Word の機能を開きます。
[内容]‎: [フィールド コンテンツ]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.2.1.5 フィールド オブジェクト を参照してください。
[更新]‎: フィールド オブジェクトの内容を更新します。通常は、手動で内容を変更した場合のみ実行する必要があります。

18.4.8  テーブル オブジェクト

18.4.8.1  一般

テーブル オブジェクトは、赤外線画像と赤外線画像に関連したその他の情報によって示される、測定ツールの結果を表示します。
レポートを作成すると、テーブル オブジェクトのテキストを編集できます。ただし、テーブル オブジェクトを右クリックし、[更新]‎ を選択すると、これらの変更は削除されます。
Graphic

18.4.8.2  テーブル オブジェクトのショートカット メニュー

テーブル オブジェクトのショートカット メニューは、テーブル オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[Borders and Shading]‎: 標準的な Microsoft Word の機能を開きます。
[Spelling]‎: 標準的な Microsoft Word の機能を開きます。
[内容]‎: [テーブル コンテンツ]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.2.1.6 テーブル オブジェクト を参照してください。
[更新]‎: テーブル オブジェクトの内容を更新します。通常は、手動で内容を変更した場合のみ実行する必要があります。

18.4.9  サマリー テーブル オブジェクト

18.4.9.1  一般

サマリー テーブル オブジェクトは、レポートから画像ごとに 1 行ずつ、すべての赤外線画像から選択した赤外線データをリスト表示します。
レポートを作成したら、サマリー テーブル オブジェクトのテキストを編集できます。ただし、サマリー テーブル オブジェクトを右クリックし、[更新]‎ を選択すると、これらの変更は削除されます。
Graphic

18.4.9.2  サマリー テーブル オブジェクトのショートカット メニュー

サマリー テーブル オブジェクトのショートカット メニューは、サマリー テーブル オブジェクトを右クリックすると表示されます。
Graphic
[Borders and Shading]‎: 標準的な Microsoft Word の機能を開きます。
[Spelling]‎: 標準的な Microsoft Word の機能を開きます。
[内容]‎: [サマリー テーブル]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.2.1.7 サマリー テーブル オブジェクト を参照してください。
[更新]‎: サマリー テーブル オブジェクトの内容を更新します。通常は、手動で内容を変更した場合のみ実行する必要があります。

18.4.10  FLIR Tools+‎ のダイアログ ボックス

18.4.10.1  [クイック挿入]‎ ダイアログ ボックス

[クイック挿入]‎ ダイアログ ボックスでは、あらかじめ定義されたページ レイアウトを使用するか、既存のページ レイアウトを変更してレポートを作成することができます。
[クイック挿入]‎ ダイアログ ボックスは、[FLIR Tools+‎]‎ タブで [クイック挿入]‎ をクリックすると表示されます。
Graphic
タブを選択し、[OK]‎ をクリックして、レポートにページ レイアウトを含めます。
[クイック挿入をカスタマイズ]‎: [クイック挿入をカスタマイズ]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.1.1 [クイック挿入をカスタマイズ]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
18.4.10.1.1  [クイック挿入をカスタマイズ]‎ ダイアログ ボックス
[クイック挿入をカスタマイズ]‎ ダイアログ ボックスは、[クイック挿入をカスタマイズ]‎ ダイアログ ボックスで [クイック挿入]‎ をクリックすると表示されます。
Graphic
[名前]‎: 現在作成中のページ レイアウトの名前です。
[サイズ]‎ > [列数]‎: ページ レイアウトの行数です。例: 1 枚の画像の上に 1 枚の赤外線画像がある場合は、2 行になります。
[サイズ]‎ > [行数]‎: ページ レイアウトの列数です。例: 1 枚の画像の横に 1 枚の赤外線画像がある場合は、2 列になります。
[内容]‎: ページ レイアウトを視覚的に表示したものです。数字は行を、大文字は列を示します。
[マージ]‎: オンにすると、[マージ]‎ によって 2 つの水平方向のアイテムが 1 つのアイテムに マージされます。[マージ]‎ コマンドでは、行の最初のアイテムが優先されることに注意してください。
Graphic をクリックして、2 つのオブジェクトを関連付ける (リンクする)‎ ダイアログ ボックスを開きます。
[結果テーブルを追加]‎: ページ レイアウトの下に結果テーブルを追加するには、このチェック ボックスをオンにします。

18.4.10.2  [画像設定]‎ ダイアログ ボックス

[画像設定]‎ ダイアログ ボックスは、IR ビューア オブジェクトを右クリックして、ショートカット メニューから [設定]‎ を選択すると表示されます。
18.4.10.2.1  []‎ タブ
Graphic
[]‎: リストでパレットをクリックして、パレットを選択します。
[レンジ外 (オーバーフロー)‎]‎: 赤外線カメラの調整済み温度レンジ超える部分に対して割り当てられている色を表示します。
[サチュレーション (オーバーフロー)‎]‎: スケール リミットを超える部分に対して割り当てられている色を表示します。
[サチュレーション (アンダーフロー)‎]‎: スケール リミットを下回る部分に対して割り当てられている色を表示します。
[レンジ外 (アンダーフロー)‎]‎: 赤外線カメラの調整済み温度レンジを下回る部分に対して割り当てられている色を表示します。
[参照]‎: 別の場所に格納されているパレット ファイル (*.pal)‎ を開きます。
[詳細]‎: [高度な色設定]‎ ダイアログ ボックスを開きます。セクション 18.4.10.2.1.1 [高度な色設定]‎ ダイアログ ボックス を参照してください。
[最高温度]‎: スケールの最高レベルの温度を定義するには、テキスト ボックスに温度値を入力します。
[最低温度]‎: スケールの最低レベルの温度を定義するには、テキスト ボックスに温度値を入力します。
18.4.10.2.1.1  [高度な色設定]‎ ダイアログ ボックス
[高度な色設定]‎ ダイアログ ボックスは、[詳細]‎ ダイアログ ボックスで [画像設定]‎ をクリックすると表示されます。
Graphic
[パレットを反転]‎: パレットで垂直方向に色分布を反転させるには、このチェック ボックスをオンにします。
[レンジ外の色を表示]‎: 赤外線カメラの調整済み温度レンジ外の温度に対して特別の色を割り当てるには、このチェック ボックスをオンにします。
[サチュレーション カラーを表示]‎: スケール リミット外の温度に対して特別の色を割り当てるには、このチェック ボックスをオンにします。
[双線形フィルタを使用して画像品質を向上]‎: 画質を向上するには、このチェック ボックスをオンにします。
ヒストグラム平均: 画像の既存の温度に対して均等に温度情報の分布を示す画像表示方法です。この方法によって、画像に温度値の非常に高いピークがいくつか存在する場合に、温度情報を適切に分布させることができます。
リニア-シグナル: 画像の温度情報をピクセルの信号値ごとに線で分布を示す画像表示方法です。
[Output linear]‎: この選択は、[Preferred output]‎ タブの [Preferences]‎ の設定と連動して動作します。セクション 18.4.10.2.5 [選択]‎ タブ を参照してください。これは、温度またはオブジェクト信号のいずれかに従って画像の色情報を分布する画像表示方法です。
18.4.10.2.2  [アイソサーモ]‎ タブ
[アイソサーモ]‎ タブでは、Graphic ツールを使用して挿入したアイソサーモおよびアラームの設定を管理します。セクション 18.4.2.3 IR ビューアのツールバー を参照してください。
Graphic
[アイソサーモ]‎: リストからアイソサーモを選択します。
[削除]‎: アクティブなアイソサーモを削除します。
[単色]‎: アクティブなアイソサーモに塗りつぶし色を割り当てる割り当てるには、このオプションを選択します。ドロップダウン リストから色を選択してください。
[コントラスト]‎: アクティブなアイソサーモに対比色を割り当てる割り当てるには、このオプションを選択します。ドロップダウン リストから色を選択してください。
[パレット]‎: パレットを開き、そのパレットをアクティブなアイソサーモに対して使用するには、このオプションを選択して [開く]‎ をクリックします。
[最高温度]‎: アクティブなアイソサーモの最高温度を設定するには、このオプションをクリックして新しい値を入力し、[適用]‎ をクリックします。現在の画像の温度レンジ外にアイソサーモが存在する場合、アイソサーモは表示されません。最高温度を変更することによって、表示されていないアイソサーモをレンジ内に含めることができます。
[最低温度]‎: アクティブなアイソサーモの最低温度を設定するには、このオプションをクリックして新しい値を入力し、[適用]‎ をクリックします。現在の画像の温度レンジ外にアイソサーモが存在する場合、アイソサーモは表示されません。最低温度を変更することによって、表示されていないアイソサーモをレンジ内に含めることができます。
湿度または断熱アラームがアクティブの場合、[アイソサーモ]‎ タブの表示内容は若干異なります。以降の各セクションを参照してください。
18.4.10.2.2.1  湿度アラームがアクティブな場合の [アイソサーモ]‎ タブ
Graphic
[大気温度]‎: このパラメータは、湿度アラームの設定時の大気温度を指します。湿度アラームとは、建物構造内に湿度のリスクがある場合に、該当領域を検出できるアラームです。
[相対湿度]‎: このパラメータは、湿度アラームの設定時の相対湿度を指します。
[湿度アラーム レベル]‎: 湿度アラームレベルは、建物構造などで検出したい相対湿度の限界値です。たとえば、相対湿度が 100% 未満の場所では、かびが繁殖します。このため、このような領域を検出したい場合があります。
18.4.10.2.2.2  断熱アラームがアクティブな場合の [アイソサーモ]‎ タブ
Graphic
[室内温度]‎: このパラメータは、断熱アラームの設定時の、該当する建物の室内温度を示します。断熱アラームとは、建物構造内に湿度のリスクがある場合に、該当領域を検出できるアラームです。
[室外温度]‎: このパラメータは、断熱アラームの設定時の、該当する建物の屋外温度を示します。
[断熱係数]‎: 断熱係数とは、壁を通したエネルギー損失の許容値です。推奨値は建物によって異なりますが、新しい建物では通常この値は 0.70 ~ 0.80 になります。
18.4.10.2.3  [注釈]‎ タブ
Graphic
[ラベル]‎: テキスト コメントのラベルです。
[]‎: テキスト コメントの値です。
[追加]‎: 新しいテキスト コメントを追加できるダイアログ ボックスを表示します。
[編集]‎: ラベルと値を変更できるダイアログ ボックスを表示します。
[削除]‎: テキスト コメントを削除するには、テキスト コメントを選択して [削除]‎ をクリックします。
[画像詳細]‎: 画像詳細とは、画像ファイル内に保存される簡潔なテキストの説明です。Pocket PC で作成し、IrDA 通信リンクを使用してカメラに送信することができます。画像に画像詳細が含まれている場合は、この編集ボックスにテキストが表示されます。表示されない場合は、テキストを入力して画像の画像詳細を追加することができます。画像詳細の最大文字数は 512 文字です。
Graphic をクリックして、音声コメントを聞きます。
Graphic をクリックして、現在の再生を一時停止します。
Graphic をクリックして、現在の再生を停止します。
[スケッチ]‎: ダイアログ ボックスを表示し、画像に関連付けられた手描きのスケッチを表示することができます (すべてのカメラが手描きのスケッチの作成をサポートしているわけではありません)‎。
18.4.10.2.4  [オブジェクト パラメータ]‎ タブ
Graphic
[放射率]‎: 放射率を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。Graphic をクリックして、テーブルからプリセット放射率を選択することも可能です。
[反射見かけ温度]‎: 反射見かけ温度を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[大気温度]‎: 大気温度を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[相対湿度]‎: 相対湿度を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[対象との距離]‎: 距離を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[追加]‎: [オブジェクト パラメータ追加]‎ ダイアログ ボックスを開きます。次のセクションを参照してください。
18.4.10.2.4.1  [オブジェクト パラメータ追加]‎ ダイアログ ボックス
Graphic
[温度]‎: 外部レンズや熱シールドなどの温度を指定するには、新しい値を入力して [OK]‎ をクリックしてから [適用]‎ をクリックします。
[透過率]‎: 外部レンズや熱シールドなどの透過率を指定するには、新しい値を入力して [OK]‎ をクリックしてから [適用]‎ をクリックします。
[計算透過率]‎: FLIR Tools+‎ では、大気温度および相対湿度に基づいて、透過率を計算することができます。計算された透過率を使用するには、[修正透過率]‎ チェック ボックスをオフにします。
[修正透過率]‎: 特定の透過率を使用するには、このチェック ボックスをオンにして値を入力し、[OK]‎ をクリックしてから [適用]‎ をクリックします。
[]‎: 基準温度を変更するには、値を入力して [OK]‎ をクリックしてから [適用]‎ をクリックします。
18.4.10.2.5  [選択]‎ タブ
Graphic
[あらかじめ定義された測定記号およびアイソサーモ]‎: このボックスをオンにすると、すべての新しい画像で、カメラからの画像自身の設定ではなく、[画像設定]‎ ダイアログ ボックスで設定した解析記号およびアイソサーモが使用されます。
[あらかじめ定義されたパレットおよび色分布]‎: このボックスをオンにすると、すべての新しい画像で、カメラからの画像自身の設定ではなく、[画像設定]‎ ダイアログ ボックスで設定したパレットおよび色分布が使用されます。
[あらかじめ定義されたオブジェクト パラメータ]‎: このボックスをオンにすると、すべての新しい画像で、カメラからの画像自身の設定ではなく、[画像設定]‎ ダイアログ ボックスで設定したオブジェクト パラメータが使用されます。
[画像からのスケール リミット]‎: 新しい画像のスケール リミットを使用するには、このオプションを選択します。
[自動調整]‎: 読み込んだ画像を自動調整するには、このオプションを選択します。
[最高温度]‎: 新しい画像のスケール リミットをあらかじめ定義するには、ここで最高温度レベルを入力して [適用]‎ をクリックします。
[最低温度]‎: 新しい画像のスケール リミットをあらかじめ定義するには、ここで最低温度レベルを入力して [適用]‎ をクリックします。
[温度]‎: ピクセル情報をケルビン、摂氏または華氏の温度として出力するには、このオプションを選択します。
[オブジェクト信号]‎: ピクセル情報をオブジェクト信号として出力するには、このオプションを選択します。
18.4.10.2.6  [グリッド設定]‎ タブ
Graphic
[グリッド設定]‎ タブの各アイテムの説明については、セクション 18.2.5.2 グリッド ツールの使用 を参照してください。

18.4.10.3  [測定設定]‎ ダイアログ ボックス

[測定設定]‎ ダイアログ ボックスは、IR ビューア測定ツールを右クリックして、ショートカット メニューから [設定]‎ を選択すると表示されます。
18.4.10.3.1  [一般]‎ タブ
Graphic
[ラベル]‎: この測定ツールのラベル (たとえば、赤外線画像に表示される名前)‎ を指定するには、ここに名前を入力して [適用]‎ をクリックします。
[ラベルを表示]‎: 測定ツールのラベルを表示するには、[ラベルを表示]‎ チェック ボックスをオンにして [適用]‎ をクリックします。
[値を表示]‎: 測定ツールの値 (測定結果など)‎ を表示するには、値の種類を選択し、[適用]‎ をクリックします。表示可能な値の種類の数は、測定ツールごとに異なります。
[フォント サイズ]‎: ラベルのフォント サイズを指定するには、[フォント サイズ]‎ ボックスでフォント サイズを選択し、[適用]‎ をクリックします。
[値の説明を含める]‎: 測定ツールのラベルを表示するには、[値の説明を含める]‎ チェック ボックスをオンにして [適用]‎ をクリックします。
[測定記号]‎: 測定ツールの記号の色を指定するには、[測定記号]‎ ボックスで色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[テキスト]‎: ラベル テキストの色を指定するには、[テキスト]‎ ボックスで色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[テキスト背景]‎: 背景の色を指定するには、[テキスト背景]‎ ボックスで色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[デフォルトとして設定]‎: これらの設定をすべての測定ツールのデフォルト設定として使用するには、[デフォルトとして設定]‎ チェック ボックスをオンにしてから [適用]‎ をクリックします。
18.4.10.3.2  [オブジェクト パラメータ]‎ タブ
Graphic
[カスタム]‎: カスタム パラメータを指定するには、[カスタム]‎ を選択し、3 つのテキスト ボックスに新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[放射率]‎: 放射率を変更するには、新しい値を入力して [放射率]‎ をクリックします。Graphic をクリックして、テーブルからプリセット放射率を選択することも可能です。
[対象との距離]‎: 距離を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[反射見かけ温度]‎: 反射見かけ温度を変更するには、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[デフォルトとして設定]‎: これらのオブジェクト パラメータ設定をすべての測定ツールのデフォルト設定として使用するには、[デフォルトとして設定]‎ チェック ボックスをオンにしてから [適用]‎ をクリックします。
18.4.10.3.3  [サイズ/位置]‎ タブ
Graphic
[X]‎: 測定ツールの X 軸の位置を変更するには、正または負の値を入力してから [適用]‎ を押して、指定されたピクセル分だけ測定ツールを元の位置から移動します。
[Y]‎: 測定ツールの Y 軸の位置を変更するには、正または負の値を入力してから [適用]‎ を押して、指定されたピクセル分だけ測定ツールを元の位置から移動します。
[高さ]‎: 測定ツールの高さを変更するには、値を入力し、[適用]‎ を押して、測定ツールの新しい高さを指定します。
[]‎: 測定ツールの幅を変更するには、値を入力し、[適用]‎ を押して、測定ツールの新しい幅を指定します。
[回転]‎: 測定ツールを回転するには、正または負の値を入力し、[適用]‎ を押して、測定ツールの新しい回転角度を指定します。

18.4.10.4  [プロファイル設定]‎ ダイアログ ボックス

[プロファイル設定]‎ ダイアログ ボックスは、IR プロファイル オブジェクトを右クリックして、ショートカット メニューから [設定]‎ を選択すると表示されます。
18.4.10.4.1  [一般]‎ タブ
Graphic
[グリッド線]‎: IR プロファイル オブジェクトの水平線のグリッドを表示するには、[グリッド線]‎ をクリックします。
[凡例]‎: IR プロファイル オブジェクトの下に凡例を表示するには、[凡例]‎ をクリックします。
[凡例に可視プロファイル線のみ表示]‎: 赤外線画像で複数の線が配置されている場合、[凡例に可視プロファイル線のみ表示]‎ をクリックすると、IR プロファイル オブジェクトの下の凡例に含まれない線が削除されます。
[3D ビュー]‎: IR プロファイル オブジェクトの三次元描画を作成するには、[3D ビュー]‎ をクリックします。
[X および Y 軸をスワップ]‎: IR プロファイル オブジェクトの X 軸 および Y 軸を切り替えるには、[X および Y 軸をスワップ]‎ をクリックします。
[コラム]‎: IR プロファイル オブジェクトの列を追加または削除するには、これらのチェック ボックスをオンまたはオフにします。
[IR スケール]‎: 赤外線スケールを温度軸として使用するには、このオプション ボタンを選択し、[適用]‎ をクリックします。
[自動]‎: FLIR Tools+‎ で自動的に温度軸を定義させるには、このオプション ボタンを選択し、[適用]‎ をクリックします。
[修正]‎: 手動で軸の最高および最低温度を定義するには、このオプション ボタンを選択し、[最高温度]‎ ボックスおよび [最低温度]‎ ボックスに新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[境界]‎: IR プロファイル オブジェクトで特定の温度の水平線を表示するには、テキスト ボックスに値を入力し、[適用]‎ をクリックします。
18.4.10.4.2  []‎ タブ
Graphic
[背景]‎: テーブル背景の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[プロット エリア]‎: プロット エリアの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[テキスト]‎: テーブル テキストの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[]‎: 軸の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[グリッド]‎: グリッド線の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
18.4.10.4.3  []‎ タブ
Graphic
各チェック ボックスを使用して、IR プロファイル オブジェクトと関連付ける線を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[]‎: 線の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[線種]‎: 線の線種を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい線種を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[予約済み]‎: グラフの方向を反転するには、ドロップダウン リスト ボックスから [はい]‎ を選択し、[適用]‎ をクリックします。

18.4.10.5  [ヒストグラム設定]‎ ダイアログ ボックス

[ヒストグラム設定]‎ ダイアログ ボックスは、IR ヒストグラム オブジェクトを右クリックして、ショートカット メニューから [設定]‎ を選択すると表示されます。
18.4.10.5.1  [一般]‎ タブ
Graphic
[グリッド線]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの水平線のグリッドを表示するには、[グリッド線]‎ をクリックします。
[凡例]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの下に凡例を表示するには、[凡例]‎ をクリックします。
[3D ビュー]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの三次元描画を作成するには、[3D ビュー]‎ をクリックします。
[X および Y 軸をスワップ]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの X 軸 および Y 軸を切り替えるには、[X および Y 軸をスワップ]‎ をクリックします。
[パレットを使用]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの三次元描画で色パレットを使用するには、[パレットを使用]‎ を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[コラム]‎: IR ヒストグラム オブジェクトの列を追加または削除するには、これらのチェック ボックスをオンまたはオフにします。
[なし]‎: IR ヒストグラム オブジェクトで境界を使用しない場合は、このオプション ボタンを選択します。
[手順]‎: IR ヒストグラム オブジェクトで「段階」境界を使用するには、このオプション ボタンを選択します。「段階」境界では、特定の温度の上下にあるピクセルの割合が表示されます。割合は、IR ヒストグラム オブジェクトの下にある IR ヒストグラム オブジェクトの凡例に表示されます。
[帯域]‎: IR ヒストグラム オブジェクトで「帯域」境界を使用するには、このオプション ボタンを選択します。「帯域」境界では、低いほうの温度以下のピクセル、低い温度から高い温度の間のピクセル、高いほうの温度以上のピクセルの割合が表示されます。割合は、IR ヒストグラム オブジェクトの下にある境界の凡例に表示されます。
[IR スケール]‎: 赤外線スケールを温度軸として使用するには、このオプション ボタンを選択し、[適用]‎ をクリックします。
[自動]‎: FLIR Tools+‎ で自動的に温度軸を定義させるには、このオプション ボタンを選択し、[適用]‎ をクリックします。
[修正]‎: 手動で軸の最高および最低温度を定義するには、このオプション ボタンを選択し、[最高温度]‎ ボックスおよび [最低温度]‎ ボックスに新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
[パーセント軸]‎ > [自動]‎: FLIR Tools+‎ で自動的に割合軸を定義させるには、このオプション ボタンを選択し、[適用]‎ をクリックします。
[パーセント軸]‎ > [修正]‎: 手動で割合軸を定義するには、このオプション ボタンを選択し、新しい値を入力して [適用]‎ をクリックします。
18.4.10.5.2  []‎ タブ
Graphic
[背景]‎: テーブル背景の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[プロット エリア]‎: プロット エリアの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[テキスト]‎: テーブル テキストの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[]‎: 軸の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[グリッド]‎: グリッド線の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[境界]‎: 境界の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[限界]‎: リミットの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[バーの色]‎: バーの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
18.4.10.5.3  [測定オブジェクト]‎ タブ
Graphic
各チェック ボックスを使用して、IR ヒストグラム オブジェクトと関連付ける線を指定し、[適用]‎ をクリックします。

18.4.10.6   [傾向設定]‎ ダイアログ ボックス

[傾向設定]‎ ダイアログ ボックスは、IR 傾向オブジェクトを右クリックして、ショートカット メニューから [設定]‎ を選択すると表示されます。
18.4.10.6.1  [接続]‎ タブ
Graphic
[Y 軸]‎: Y 軸のパラメータを指定するには、[追加]‎ をクリックしてから、ラベルと値をそれぞれ左側ペインおよび右側ペインから選択します。
[時間]‎: 時間を X 軸パラメータとして指定するには、[時間]‎ オプション ボタンを選択します。
[画像シーケンス番号]‎: 段階的に増加する画像シーケンス番号を X 軸パラメータとして指定するには、[画像シーケンス番号]‎ オプション ボタンを選択します。
[テキスト コメント]‎: テキスト コメントを X 軸パラメータとして指定するには、[テキスト コメント]‎ オプション ボタンを選択します。テキスト コメントを X 軸パラメータとして使用する場合は、すべての画像が同一のテキスト コメント ラベルを持っている必要があります。また、テキスト コメントの値は、数値である必要があります。
18.4.10.6.2  [一般]‎ タブ
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[グリッド線]‎: IR 傾向オブジェクトの水平線のグリッドを表示します。
[凡例]‎: IR 傾向オブジェクトの下に凡例を表示します。
[凡例に可視プロット線のみ表示]‎: []‎ タブで消去した凡例の傾向線を表示します。
[3D ビュー]‎: IR 傾向オブジェクトのグラフでの三次元描画を作成します。
[X および Y 軸をスワップ]‎: IR 傾向オブジェクトの X 軸 および Y 軸を切り替えます。
[すべて]‎: すべての画像を傾向に含めるには、[すべて]‎ オプション ボタンを選択します。
[アイテム]‎: 一定の範囲の近接した画像または近接していない画像を含めるには、[画像]‎ をクリックし、含めたい画像を選択します。
[境界]‎: IR 傾向オブジェクトの水平基準線を表示するには、値を入力します。
18.4.10.6.3  [予測]‎ タブ
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[前方へ]‎: 推定的な傾向を表現するアルゴリズムのための前方の期間を指定するには、[前方へ]‎ ボックスで値を選択します。
[後方へ]‎: 推定的な傾向を表現するアルゴリズムのための後方の期間を指定するには、[後方へ]‎ ボックスで値を選択します。
[なし]‎: [傾向/回帰タイプ]‎ を無効にするには、[なし]‎ を選択します。
[リニア]‎: 線形傾向アルゴリズムを使用するには、[リニア]‎ を選択します。このアルゴリズムは、y = m × x +‎ c. という数式を使用します。
[対数]‎: 対数傾向アルゴリズムを使用するには、[対数]‎ を選択します。このアルゴリズムは、y = m × ln(x)‎ +‎ c. という数式を使用します。
[乗数]‎: 指数傾向アルゴリズムを使用するには、[乗数]‎ を選択します。このアルゴリズムは、y = ec × xm. という数式を使用します。
[指数]‎: 指数関数傾向アルゴリズムを使用するには、[指数]‎ オプション ボタンを選択します。このアルゴリズムは、y = exp(c)‎ × e(m × x)‎. という数式を使用します。
[多項式]‎: 多項式傾向アルゴリズムを使用するには、[多項式]‎ オプション ボタンを選択します。このアルゴリズムは、y = a0x0 +‎ a1x1 +‎ a2x2 +‎ ... +‎ akxk という数式を使用します。k = 次数です。
[平均の移動]‎: 移動平均傾向アルゴリズムを使用するには、[平均の移動]‎ オプション ボタンを選択します。このアルゴリズムは、「n 期間の移動平均 = n 期間の間の平均値」という数式を使用します。
[グラフ上で等式を表示]‎: グラフ上で等式を表示するには、[グラフ上で等式を表示]‎ を選択します。
[グラフ上で R の平方値を表示]‎: アルゴリズムが曲線の近似にどれほど適しているかを示す数値を表示する場合は、[グラフ上で R の平方値を表示]‎ を選択します。数値は 0 から 1 までで、0 は適切ではないこと、1 は非常に適していることを示します。
18.4.10.6.4  []‎ タブ
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[背景]‎: テーブル背景の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[プロット エリア]‎: プロット エリアの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[テキスト]‎: テーブル テキストの色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[]‎: 軸の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[グリッド]‎: グリッド線の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
18.4.10.6.5  []‎ タブ
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各チェック ボックスを使用して、IR 傾向オブジェクトで表示する線を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[]‎: 線の色を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい色を選択し、[適用]‎ をクリックします。
[線種]‎: 線の線種を変更するには、ドロップダウン リスト ボックスから新しい線種を選択し、[適用]‎ をクリックします。

18.4.10.7  [画像統合]‎ ダイアログ ボックス

[画像統合]‎ ダイアログ ボックスでは、赤外線画像をデジタル画像と融合できます。画像を融合すると、温度に異常がある部分を簡単に特定できます。
[画像統合]‎ ダイアログ ボックスは、IR ビューア オブジェクトのツールバーで Graphic をクリックすると表示されます。また、IR ビューア オブジェクトを右クリックし、ショートカット メニューから [画像統合]‎ を選択して表示することもできます。
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[IR 画像を開く]‎: 赤外線画像を選択します。
[画像全体を表示]‎: 画像全体を表示します。
[Ref#1]‎: クロスヘアー Ref#1 を拡大します。
[Ref#2]‎: クロスヘアー Ref#2 を拡大します。
[Ref#3]‎: クロスヘアー Ref#3 を拡大します。
[実画像を開く]‎: デジタル画像を選択します。
[白黒]‎: デジタル画像をグレースケールで表示します。
[クリア]‎: デジタル画像を削除します。
[区間]‎: 赤外線画像に 1 つの温度間隔を使用し、低温と高温にはデジタル画像を使用するには、このオプションを選択します。対応するテキスト ボックスに、目的の温度値を入力します。ダイアログ ボックスを閉じたら、IR ビューア オブジェクトのスライダをドラッグして温度レベルを調整できます。
[混合]‎: 赤外線ピクセルとデジタル画像ピクセルを組み合わせて使用した混合画像を表示するには、このオプションを選択します。ダイアログ ボックスを閉じたら、IR ビューア オブジェクトのスライダをドラッグして混合レベルを調整できます。
[ピクチャー イン ピクチャ (PiP)‎]‎: 赤外線画像としてデジタル画像の一部を表示するには、このオプションを選択します。IR ビューア オブジェクトでは、レポートで求められる詳細さのレベルに応じてピクチャー イン ピクチャーを任意の場所に移動したり任意のサイズに変更したりできます。
[MSX]‎: 赤外線画像でコントラストを強調するには、このオプションを選択します。この MSX 融合テクノロジにより、デジタル カメラの詳細さが赤外線画像に反映され、赤外線画像がよりはっきりとした見た目になり、ターゲットの方向を迅速に特定できるようになります。

18.4.10.8  [公式]‎ ダイアログ ボックス

[公式]‎ ダイアログ ボックスは、IR ビューア オブジェクトを右クリックして、ショートカット メニューから []‎ を選択すると表示されます。
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[追加]‎: 新しい公式を定義するダイアログ ボックスを表示するには、[追加]‎ をクリックします。
[編集]‎: 公式を選択して [編集]‎ をクリックし、公式を編集するダイアログ ボックスを表示します。
[削除]‎: 公式を選択して [削除]‎ をクリックし、その公式を削除します。
公式の定義方法の詳細については、セクション 18.2.6 公式 を参照してください。

18.5  IR ビューア オブジェクトでサポートされるファイル形式

IR ビューア オブジェクトは、次の放射分析用ファイル フォーマットをサポートしています。
  • ThermaCAM 解析用 *.jpg
  • ThermaCAM 解析用 *.img
  • ThermaCAM 解析用 8 ビット *.tif
  • ThermaCAM 解析用 8/12 ビット *.tif
  • ThermaCAM 解析用 12 ビット *.tif
  • ThermoTeknix *.tgw
  • ThermoTeknix *.tmw
  • ThermoTeknix *.tlw
  • FLIR Systems 解析用 *.seq (解析用シーケンス ファイル)‎
  • FLIR Systems 解析用 *.csq (解析用シーケンス ファイル)‎

19  カメラと PC ソフトウェアの更新

19.1  PC ソフトウェアの更新

19.1.1  一般

最新のサービス パックで FLIR Tools/Tools+‎ を更新できます。

19.1.2  手順

19.2  カメラのファームウェアの更新

19.2.1  一般

最新のファームウェアで赤外カメラを更新できます。

19.2.2  手順

20  設定の変更

20.1  [オプション]‎ に関連する設定 FLIR Tools/Tools+‎

20.1.1  [オプション]‎ ダイアログ (プログラム全体のオプション)‎

20.1.1.1  [録画]‎ タブ

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[ファイル名のプレフィクス]‎: レコーディング ファイル名に挿入される接頭語
[画像形式]‎: レコーディングから画像ファイルとして保存されたスナップショットの画像形式
映像フォーマット: ビデオのレコーディング形式
[参照]‎: ビデオ レコーディングが保存される場所を指定するには、[参照]‎ をクリックします。
[ディスク容量]‎: レコーディング用ディスク領域

20.1.1.2  [表示]‎ タブ

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[高温/低温スポットの非表示]‎: 画像内の既存のコールド スポットやホット スポットを非表示にするには、このチェックボックスを選択します。
[カメラ接続時にウィザートを表示]‎: カメラを接続する場合にインポート ガイドを表示するには、このチェックボックスを選択します。
[自動調整画像にスケール全体の設定を使用]‎: (FLIR GF3xx カメラのみに適用)‎ 画像を FLIR Tools/Tools+‎ にインポートする際にシーン温度範囲のみでなく画像の温度範囲全体を使用するには、このチェック ボックスを選択します。このチェック ボックスを選択しない場合、FLIR Tools/Tools+‎ ではデフォルトの温度範囲が使用されるため、インポート後の画像がかなり暗く表示されます。シーン温度範囲の詳細については、FLIR GF3xx カメラのマニュアルを参照してください。

20.1.1.3  [ライブラリ]‎ タブ

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[ライブラリに追加]‎: 画像ライブラリにコンピュータの既存のフォルダを追加するには、[参照]‎ をクリックし該当のフォルダに移動します。
[フォルダを削除]‎: 画像ライブラリからフォルダを削除するには、フォルダ リストから該当のフォルダを選択し、[フォルダを削除]‎ をクリックします。

20.1.1.4  [レポート]‎ タブ

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[ページ サイズ]‎: ページ サイズを変更するには、リストから新しいページ サイズを選択します。利用可能なオプションは、[A4]‎、[US Letter]‎、および US Legal]‎ です。
[すべてのパラメータを表示]‎: レポートに含まれる画像すべての測定パラメータを表示するには、このチェックボックスを選択します。
[生成中に赤外線画像 (可能な場合)‎ からデジタル カメラ画像を抽出]‎: マルチスペクトル画像対応のカメラでは、ひとつの画像ファイルにすべての画像モード (MSX、赤外線、フュージョン、ブレンディング、ピクチャー イン ピクチャー、デジタル カメラ画像)‎ が含まれています。レポートの生成時にデジタル カメラ画像を抽出するには、このチェック ボックスを選択します。
[組み込みテンプレートのパス]‎: プログラムの組み込みテンプレートへのファイル パス
[ユーザー テンプレートのパス]‎: プログラムのユーザー テンプレートへのファイル パス
[ロゴ]‎: レポート ページの左上にロゴを表示するには、このチェック ボックスを選択します。他のロゴを表示させる場合は、[参照]‎ をクリックし、該当するロゴ ファイルに移動します。
[ヘッダー]‎: レポート ヘッダーに表示される任意のテキストを入力するテキストフィールド
[フッター]‎: レポート フッターに表示される任意のテキストを入力するテキストフィールド

20.1.1.5  [単位]‎ タブ

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[温度単位]‎: プログラムおよびレポートで使用する温度値の単位。単位を変更するには、他の単位を選択します。利用可能なオプションは、[Celsius]‎、[Fahrenheit]‎、[Kelvin]‎ です。
[距離単位]‎: プログラムおよびレポートで使用する距離の単位。単位を変更するには、他の単位を選択します。利用可能なオプションは、[メートル]‎、[フィート]‎ です。

20.1.1.6  [言語]‎ タブ

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[言語]‎: 言語を変更するには、リスト内で新しい言語を選択します。

20.1.2  [オプション]‎ ダイアログ (プロット特有のオプション)‎

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[表タイトル]‎: プロットのタイトルを変更するには、ここにタイトルを入力します。
[ポイント数]‎: プロットの基になるサンプリング ポイントの数。
[クロスヘアーを表示]‎: マウスを移動すると移動し、X 軸と Y 軸の値を表示する十字線を表示するには、このチェックボックスを選択します。Graphic
[最新のY値を表示]‎: 最新の Y 値を表示するには、このチェックボックスを選択します。Graphic
[X 軸]‎ > [自動]‎: FLIR Tools/Tools+‎ で X 軸の境界を自動設定するには、[自動]‎ を選択します。
[X 軸]‎ > [手動設定]‎: X 軸の境界を手動で設定するには、[手動設定]‎ を選択して、開始時間と停止時間を入力します。
[Y 軸]‎ > [自動]‎: FLIR Tools/Tools+‎ で Y 軸の境界を自動設定するには、[自動]‎ を選択します。
[Y 軸]‎ > [手動設定]‎: Y 軸の境界を手動で設定するには、[手動設定]‎ を選択して、最小値と最大値を入力します。

20.2  FLIR Kx3‎ および FLIR Kx5‎ シリーズ カメラに関連する設定

20.2.1  一般

FLIR K シリーズは、極度に厳しい状況下での使用向けに設計された、頑丈で信頼性の高い赤外線カメラシリーズです。グローブ越しでも操作しやすいデザインの直感的なインターフェースを備えています。くっきりと鮮明な画像で煙のなかでも方向を把握し、素早く的確な判断を下すのに役立ちます。
FLIR Kx3 または FLIR Kx5 シリーズ カメラを FLIR Tools/Tools+ に接続すると、カメラの各種設定を操作できます。

20.2.2  [一般設定]‎ タブ

20.2.2.1  

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20.2.2.2  説明

[地域設定]‎ 領域: カメラの日時をコンピュータと同期する場合は、このチェックボックスの選択をオンにします。
[Firmware info]‎ 領域: カメラのファームウェアの新しいバージョンがあるかどうかを確認する場合は、[Check for updates]‎ をクリックして、画面に表示される指示に従います。
[工場出荷時設定に復元する]‎ 領域: カメラのすべての設定を復元する場合は、[復元]‎ をクリックします。

20.2.3  [ユーザー インターフェース]‎ タブ

20.2.3.1  

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20.2.3.2  説明

[カメラ モード]‎ エリア:
  • FLIR Kx5 に適用: カメラでどのモードを有効にするか設定する場合は、カメラ モードを選択します。各カメラ モードの詳細については、「20.2.4 各カメラ モードの説明」のセクションを参照してください。
  • FLIR Kx3 に適用: カメラには、1 種類のカメラ モードが用意されています。詳細については、「20.2.4.1」のセクションを参照してください。
[トリガー ボタン]‎ エリア: カメラにはトリガー ボタンが付いています。トリガー ボタン エリアにある設定値を使用して、トリガー ボタンの機能を選択できます。トリガー ボタンをクリック (短く押す)‎、または保持 (長押し)‎ したときに起こる動作を選択できます。
  • [アクションなし]‎、[アクションなし]‎: 選択すると、トリガー ボタンのあらゆる機能が無効になります。トリガーを押しても、何も起こりません。
  • [アクションなし]‎、[画像のフリーズ]‎: 選択すると、トリガーを長押ししたときに画像がフリーズします。トリガーを放したときに画像のフリーズが解除されます。トリガーを短く押したときは何も起こりません。
  • [アクションなし]‎、[ビデオ録画]‎ (FLIR K33 と FLIR K45 には適用されません)‎: これらのオプションが選択されている場合、トリガーを押し続けると録画が開始されます。トリガーを放すと録画は停止します。トリガーを素早く押した場合は何も起こりません。
  • [画像の保存]‎、[アクションなし]‎ (FLIR K33 には適用されません)‎: これらのオプションが選択されている場合、トリガーを素早く押すと画像が保存されます。トリガーを押し続けた場合は何も起こりません。
  • [画像の保存]‎、[画像のフリーズ]‎ (FLIR K33 には適用されません)‎: これらのオプションが選択されている場合、トリガーを素早く押すと画像が保存され、トリガーを押し続けると画像がフリーズします。トリガーを放すと画像のフリーズは解除されます。
  • [画像の保存]‎、[ビデオ録画]‎ (FLIR K33 と FLIR K45 には適用されません)‎: これらのオプションが選択されている場合、トリガーを素早く押すと画像が保存され、トリガーを押し続けると録画が開始されます。トリガーを放すと録画は停止します。
  • [録画オン/オフ]‎、[アクションなし]‎ (FLIR K33 と FLIR K45 には適用されません)‎: これらのオプションが選択されている場合、トリガーを押すと録画が開始され、トリガーをもう一度押すと録画が停止します。トリガーを押し続けた場合は何も起こりません。
  • [連続録画 (トリガー無効)‎]‎ (FLIR K33 と FLIR K45 には適用されません)‎: これらのオプションが選択されている場合、カメラの電源を入れると連続ビデオ録画が開始されます。録画を停止することはできません。トリガーを押しても何も起こりません。
[ゲイン モード]‎ エリア:
  • [自動ゲイン モード]‎: カメラが、シーン温度に応じて、高感度レンジと低感度レンジを自動的に切り替える場合に選択します。カメラが 2 つのモード間で切り替わる温度レベルは 150°C です。
  • [低ゲイン モード]‎: カメラ操作を低感度レンジ内でのみ行う場合に選択します。この利点は、温度が 150°C よりも高い物体がシーン内に入った際にカメラが非均質補正 (NUC)‎ を行わないことです。ただし、欠点は、感度が低くなり、信号ノイズ レベルが高くなることです。
[温度単位]‎ 領域: 温度の単位を変更する場合は、[Celsius]‎ または [Fahrenheit]‎ を選択します。
[Thermal indication]‎ 領域:
  • [Digital readout only]‎: 画像に表示される温度情報をスポットメーターの温度のみにする場合に選択します。温度が自動的にカラー化されるモードでは、カラー化は変わりませんが、静的な温度カラー参照アイコンが表示されなくなります。
  • [Reference bar]‎: 温度表示値が自動的にカラー化されるモードでは、温度カラー参照バーが熱表示領域に縦に表示されます。この静的アイコンが、使用しているカメラ モードの範囲に温度を表すカラーがどのように適用されるかを示します。温度が上昇するにつれて、黄、オレンジ、赤と色が変化します。
  • [Temp bar]‎: 熱情報を温度計のように温度バーとして画像に表示する場合に選択します。これにより、画像の右側に動的な温度バーが縦に表示されます。この動的バーの一番上が測定されたスポットの温度です。温度が自動的にカラー化されるモードでは、画像のカラー化は変わらず、静的な温度カラー参照バーが温度バーの横に表示されます。
[カスタム ブート画像の追加]‎エリア: 起動中に好みの画像を選択して表示する場合は、[Browse]‎ をクリックして、該当する画像ファイルに移動します。これは、所属する消防署のカメラを識別する場合などに便利です。画像に消防署のロゴと一意の識別番号を含めておけば、所属する消防署のカメラを常に把握できます。この画像には、カメラのメニューでもアクセスできます。

20.2.4  各カメラ モードの説明

20.2.4.1  基本モード

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図 20.1  基本モード。

基本モードは、カメラのデフォルト モードで、人命救助や鎮火を伴う初期の消火活動に対応した多目的モードです。火災シーンの安全かつ一貫した温度の色分けを保ちながら、最適な赤外線画像を維持できるように、カメラが高感度レンジまたは低感度レンジに自動的に切り替わります。
  • 自動レンジ
  • 温度の色分け: +‎150 ~ +‎650°C
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C
  • 低感度レンジ: 0 ~ +‎650°C

20.2.4.2  モノクロ ファイヤーファイティング モード

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図 20.2  モノクロ ファイヤーファイティング モード

モノクロ ファイヤーファイティング モードは、基本モードに基づく標準化されたファイヤー モードで、人命救助や鎮火を伴う初期の消火活動に対応した多目的モードです。温度の色分け機能を使用しない消防隊を対象として設計されています。
最適な赤外線画像を維持できるように、カメラが高感度レンジまたは低感度レンジに自動的に切り替わります。
  • 自動レンジ
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C
  • 低感度レンジ: 0 ~ +‎650°C

20.2.4.3  ファイヤー モード

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図 20.3  ファイヤー モード

ファイヤー モードは、基本モードと似ていますが、温度の色分けについて、より高温の開始点を持っています。大量の炎や高い背景温度がすでに存在する、背景温度が高い火災シーンに適しています。安全かつ一貫した温度の色分けを保ちながら、最適な赤外線画像を維持できるように、カメラが高感度レンジまたは低感度レンジに自動的に切り替わります。
  • 自動レンジ
  • 温度の色分け: +‎250 ~ +‎650°C
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C
  • 低感度レンジ: 0 ~ +‎650°C

20.2.4.4  サーチ&レスキュー モード

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図 20.4  サーチ&レスキュー モード

サーチ レスキュー モードは、地勢内、建物内や交通事故現場などにおける人間の探知中に、赤外線画像のコントラストが高く保たれるように最適化されています。
  • 高感度レンジのみ
  • 温度の色分け: +‎100 ~ +‎150°C
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C

20.2.4.5  ヒート ディテクション モード

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図 20.5  ヒート ディテクション モード

ヒート ディテクション モードは、鎮火後の調査時にホットスポットを検索するように最適化されており、一般的には隠れた炎が残されていないか確認する目的で使用します。このモードは、熱パターンを検出する目的で使用することもできます。たとえば、事故車の座席に人物の兆候が残されているかどうかを調べ、全員が見つかったことを確認する目的で使用します。また、水中に落ちた人や開かれた景色の中で人物を捜索するために使用することもできます。
  • 高感度レンジのみ
  • 温度の色分け: シーンの中で 20% の最も温度が高いエリア
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C

20.3  FLIR Kx‎ シリーズ カメラに関連する設定

20.3.1  一般

FLIR K シリーズは、極度に厳しい状況下での使用向けに設計された、頑丈で信頼性の高い赤外線カメラシリーズです。グローブ越しでも操作しやすいデザインの直感的なインターフェースを備えています。くっきりと鮮明な画像で煙のなかでも方向を把握し、素早く的確な判断を下すのに役立ちます。
FLIR Kx シリーズ カメラを FLIR Tools/Tools+ に接続すると、カメラの各種設定を操作できます。

20.3.2  [一般設定]‎ タブ

20.3.2.1  

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20.3.2.2  説明

[ファームウェア情報]‎ 領域: カメラのファームウェアの新しいバージョンがあるかどうかを確認する場合は、[アップデートの検索]‎ をクリックして、画面に表示される指示に従います。
[工場出荷時設定に復元する]‎ 領域: カメラのすべての設定を復元する場合は、[復元]‎ をクリックします。

20.3.3  [ユーザー インターフェース]‎ タブ

20.3.3.1  

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20.3.3.2  説明

[Camera modes (カメラ モード)‎]‎ 領域: カメラをどのモードで有効にするかを設定する場合は、カメラ モードを選択します。各カメラ モードの詳細については、20.3.4 各カメラ モードの説明 を参照してください。
[ゲイン モード]‎ エリア:
  • [自動ゲイン モード]‎: カメラが、シーン温度に応じて、高感度レンジと低感度レンジを自動的に切り替える場合に選択します。カメラが 2 つのモード間で切り替わる温度レベルは +‎150°C です。
  • [低ゲイン モード]‎: カメラでの撮影を低感度レンジ内のみで行う場合に選択します。この利点は、温度が +‎150 °C よりも高い物体がシーン内に入った際にカメラが非均質補正を行わないことです。ただし、感度が低くなり、信号ノイズ レベルが高くなることが欠点です。
[カスタム ブート画像の追加]‎ 領域: 起動中に独自の画像を表示する場合は、[Browse]‎ をクリックして、該当する画像ファイルに移動します。これは、所属する消防署のカメラを識別する場合などに便利です。画像に消防署のロゴと一意の識別番号を含めておけば、所属する消防署のカメラを常に把握できます。

20.3.4  各カメラ モードの説明

20.3.4.1  基本モード

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図 20.6  基本モード。

基本モードは、カメラのデフォルト モードで、人命救助や鎮火を伴う初期の消火活動に対応した多目的モードです。火災シーンの安全かつ一貫した温度の色分けを保ちながら、最適な赤外線画像を維持できるように、カメラが高感度レンジまたは低感度レンジに自動的に切り替わります。
  • 自動レンジ
  • 温度のカラー化: +‎150~+‎500°C
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C
  • 低感度範囲: 0~+‎500°C

20.3.4.2  モノクロ ファイヤーファイティング モード

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図 20.7  モノクロ ファイヤーファイティング モード

モノクロ ファイヤーファイティング モードは、基本モードに基づく標準化されたファイヤー モードで、人命救助や鎮火を伴う初期の消火活動に対応した多目的モードです。温度の色分け機能を使用しない消防隊を対象として設計されています。
最適な赤外線画像を維持できるように、カメラが高感度レンジまたは低感度レンジに自動的に切り替わります。
  • 自動レンジ
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C
  • 低感度範囲: 0~+‎500°C

20.3.4.3  ファイヤー モード

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図 20.8  ファイヤー モード

ファイヤーモードは、基本モードと似ていますが、温度の色分けについて、より高温の開始点を持っています。大量の炎や高い背景温度がすでに存在する、背景温度が高い火災シーンに適しています。安全かつ一貫した温度の色分けを保ちながら、最適な赤外線画像を維持できるように、カメラが高感度レンジまたは低感度レンジに自動的に切り替わります。
  • 自動レンジ
  • 温度のカラー化: +‎250~+‎500°C
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C
  • 低感度範囲: 0~+‎500°C

20.3.4.4  サーチ&レスキュー モード

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図 20.9  サーチ&レスキュー モード

サーチ&レスキュー モードは、地勢内、建物内や交通事故現場などにおける人間の探知中に、赤外線画像のコントラストが高く保たれるように最適化されています。
  • 高感度レンジのみ
  • 温度の色分け: +‎100 ~ +‎150°C
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C

20.3.4.5  ヒート ディテクション モード

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図 20.10  ヒート ディテクション モード

ヒート ディテクション モードは、鎮火後の調査時にホットスポットを検索するように最適化されており、一般的には隠れた炎が残されていないか確認する目的で使用します。このモードは、熱パターンを検出する目的で使用することもできます。たとえば、事故車の座席に人物の兆候が残されているかどうかを調べ、全員が見つかったことを確認する目的で使用します。また、水中に落ちた人や開かれた景色の中で人物を捜索するために使用することもできます。
  • 高感度レンジのみ
  • 温度の色分け: シーンの中で 20% の最も温度が高いエリア
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C

20.3.4.6  コールド ディテクション モード

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図 20.11  コールド ディテクション モード

コールド デテクション モード は、コールドスポットを探索するよう最適化されており、一般的には、隙間風や空気の流れを探索する目的で使用します。
  • 高感度レンジのみ
  • 低温部の色分け: 現場における 20% の最も温度が低い領域
  • 高感度レンジ: –20 ~ +‎150°C

20.3.4.7  建築物分析モード

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図 20.12  建築物分析モード

建築物分析モードは、建築物の分析や、建築物に関連する異常の探知に適しています。赤外線画像から、構造、機構、配管、電気設備に関する情報に加えて、湿度、水分量、換気といった情報も入手することができます。
このモードでは、Iron カラー パレットを使用して温度の違いが示されます。温度が最も低い領域は黒、青、紫、中間の領域は赤、オレンジ、黄、最も温度の高い領域は白で示されます。温度スケールは画像の赤外線の内容に応じて自動的に調節されます。

21  サポートされるファイル形式

21.1  一般

FLIR Tools/Tools+‎ は、複数の解析用ファイル形式および非解析用ファイル形式をサポートしています。

21.2  解析用ファイル形式

FLIR Tools/Tools+‎ でサポートしている放射分析用ファイル フォーマットは次のとおりです。
  • FLIR Systems 解析用 *.jpg.
  • FLIR Systems 解析用 *.img.
  • FLIR Systems 解析用 *.fff.
  • FLIR Systems 解析用 *.seq (video files)‎.
  • FLIR Systems 解析用 *.csq (video files)‎.

21.3  非解析用ファイル形式

FLIR Tools/Tools+‎ でサポートしている放射分析用以外のファイル フォーマットは次のとおりです。
  • *.jpg.
  • *.mp4 (ビデオ ファイル)‎
  • *.avi (ビデオ ファイル)‎
  • *.pdf (レポートおよび画像シート)‎
  • *.docx (レポートとして使用)‎

22  FLIR Systems について

FLIR Systems は、高性能の赤外線イメージング システム開発のパイオニアとして 1978 年に創立され、商業、工業、官庁用のさまざまなアプリケーションに応じたサーマル イメージング システムのデザイン、製造、販売で世界をリードしています。現在、FLIR Systems には 1958 年以来赤外線技術ですぐれた業績をあげている 5 つの大きな会社が統合されています - スウェーデンの AGEMA Infrared Systems (旧社名 AGA Infrared Systems)‎、米国の 3 つの会社 Indigo SystemsFSIInframetrics、およびフランスの Cedip 社です。
2007 年以降、センサー技術分野で世界トップクラスの専門知識を有する以下の複数の会社がFLIR Systems により買収されました。
  • Extech Instruments (2007年)‎
  • Ifara Tecnologías (2008年)‎
  • Salvador Imaging (2009年)‎
  • OmniTech Partners (2009年)‎
  • Directed Perception (2009年)‎
  • Raymarine (2010年)‎
  • ICx Technologies (2010年)‎
  • TackTick Marine Digital Instruments (2011年)‎
  • Aerius Photonics (2011年)‎
  • Lorex Technology (2012年)‎
  • Traficon (2012年)‎
  • MARSS (2013年)‎
  • DigitalOptics マイクロ オプティックス事業 (2013年)‎
  • DVTEL (2015年)‎
  • Point Grey Research (2016年)‎
  • Prox Dynamics (2016年)‎
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図 22.1  1960 年代前半からの特許文書

FLIR Systems は、アメリカに 3 つ (オレゴン州ポートランド、マサチューセッツ州ボストン、カリフォルニア州サンタバーバラ)‎、スウェーデン (ストックホルム)‎ に 1 つの製造工場があります。2007 年には、エストニアのタリンにも製造工場が建設されました。ベルギー、ブラジル、中国、フランス、ドイツ、イギリス、香港、イタリア、日本、韓国、スウェーデン、アメリカに直轄の営業所を置き、世界中に張り巡らされた代理店のネットワークと共に国際的なお客様をサポートしています。
FLIR Systems は赤外線カメラ産業の革新を牽引してきました。既存のカメラの向上、新しいカメラの開発を継続的に続けることにより、市場需要を先取りしています。例を挙げると、産業検査用の初めてのバッテリー駆動のポータブル カメラ、初めての非冷却式赤外線カメラなどです。
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図 22.2  1969: Thermovision Model 661。カメラの重量は約 25 kg、オシロスコープは 20 kg、三脚は 15 kg です。オペレータは 220 VAC ジェネレーター セットと、液体窒素の入った 10 L 容器も必要です。オシロスコープの左側には、ポラロイドのアタッチメント (6 kg)‎ があります。

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図 22.3  2015: FLIR One、iPhone および Android 携帯電話のアクセサリ。重量: 90 g。

FLIR Systems は、カメラ システムの重要機構および電子部品をすべて自社製造しています。検出素子設計、レンズおよび電子システムの製造から、最終検査およびキャリブレーションまで、すべての生産プロセスは当社の技術者が実行し、指揮しています。これらの赤外線の専門家の豊富な経験により、赤外線カメラを構成するすべての部品の正確さと信頼性が確証されています。

22.1  赤外線カメラを超える機能

FLIR Systems は、高性能の赤外線カメラ システムを生産する以上のことが求められていることを認識しています。当社の使命は、最高のカメラとソフトウェアを提供することにより、当社の赤外線カメラ システムを利用するすべてのユーザーの生産性を向上することです。予測メンテナンス用のカスタム ソフトウェアについては、研究開発およびプロセス監視を社内で行っています。ほとんどのソフトウェアは、多数の言語で使用可能です。
すべての赤外線カメラに付属品を提供し、サポートしており、必要な赤外線の用途に応じて機器を適合させることができます。

22.2  知識の共有

当社のカメラは使いやすく設計されていますが、使い方に加えて、サーモグラフィについての知識を得ることも重要です。そのため、FLIR Systems は、独立した Infrared Training Center (ITC)‎ を設立し、認定トレーニング コースを提供しています。ITC のコースに参加することにより、実践に基づいた専門知識を学ぶことができます。
ITC のスタッフは、赤外線理論を実行するために必要な適用サポートの提供も行っております。

22.3  カスタマー サポート

FLIR Systems は、世界的なサービス ネットワークを運営して、お客様のカメラがいつでも動作できるようにサポートしています。カメラに問題がある場合は、お近くのサービス センターにある機器やノウハウを活用して、できる限り短い時間で問題を解決します。そのため、カメラを遠方 (地球の反対側)‎ に郵送したり、言葉の通じない担当者に問い合わせる必要はありません。

23  定義と法則

用語

定義

IR サーモグラフィ
非接触式の赤外線画像機器から熱情報を取得、解析する処理です。
アイソサーム
目盛りの特定の色を対比色に置き換えます。これは同等の見かけ温度の間隔を示します。1
エネルギー保存2
閉鎖系の総エネルギー含量の合計は一定です。
カラーパレット
特定のレベルの見かけ温度を示すために、異なる色が割り当てられます。使用する色に応じて、パレットのコントラストを高くしたり低くしたりできます。
伝導
分子間の熱エネルギーの直接伝導。分子同士の衝突によって発生します。
入射放射線
周囲から物体に当たる放射線です。
反射見かけ温度
ターゲットから IR カメラに反射される環境の見かけ温度です。3
吸収と放射4
入射した放射エネルギーを物体が吸収する能力は、その物体が放射線としてエネルギーを放射する能力と常に等しくなります。
定性的サーモグラフィ
異常の検出とその位置の特定に熱パターンの解析を利用するサーモグラフィです。5
定量的サーモグラフィ
修理の優先順位を設定するために、温度測定を使用して異常の重大性を判断するサーモグラフィです。6
対流
重力または別の力によって流体が動き、この動きによって、ある場所から別の場所に熱が伝わる伝熱方式です。
放射熱伝導
熱放射の放射と吸収による熱伝導です。
放射率
同じ温度と波長で実体が放射する力と黒体が放射する力の比率です。7
温度
物質を構成する分子と原子の平均運動エネルギーの大きさです。
温度勾配
距離に応じた段階的な温度変化です。8
2 つの物体 (系)‎ の温度差により、それらの物体間で伝わる熱エネルギーです。
熱エネルギー
物体を構成する分子の総運動エネルギーです。9
熱伝導の方向10
熱は自然に温度の高い方から低い方に流れるため、ある場所から別の場所に熱エネルギーが移動します。11
熱伝導率12
定常状態条件下では、熱伝導率は物体の熱伝導性、熱が流れる物体の断面積、および物体の両端の温度差に正比例し、物体の長さ (厚さ)‎ に反比例します。13
熱調整
コントラストを最大化するために、解析する物体に画像の色を付加するための処理です。
発散放射線
元の放射源に関係なく、物体の表面を離れる放射線です。
空間分解能
IR カメラが小さい物体や細部を解像する能力です。
見かけ温度
赤外線機器からの非補償型の測定値であり、放射源に関係なく、機器に入射するすべての放射線が含まれます。14
診断
欠陥や不具合の原因を特定するために兆候および症状を検査します。15

24  熱測定技術

24.1  はじめに

赤外線カメラは物体から放出された赤外線を測定、撮像します。赤外線は物体表面温度の作用であるため、カメラはこの温度を計算し表示することができます。
ただし、カメラが測定した赤外線は物体の温度のみではなく、放射率によっても作用します。赤外線は周辺からも発生して物体に反射します。物体からの赤外線と反射した赤外線は、大気の吸収作用にも影響を受けます。
このため、温度を正確に測定するには多数の異なる放射元の効果を補正する必要があります。この補正はカメラによってオンラインで自動的に行われます。ただし、カメラに以下のオブジェクトパラメータを提供する必要があります。
  • 物体の放射率
  • 反射源見かけ温度
  • 物体とカメラの距離
  • 相対湿度
  • 大気の温度

24.2  放射率

正確に設定すべき最も重要なオブジェクトパラメーターは放射率、つまり、同じ温度の完全黒体と比較して物体からどの程度の赤外線が発射されているかを表す測定値です。
通常、物体の素材と表面処理によって放射率は約 0.1 から 0.95 の範囲で表されます。高精度に研磨された表面 (ミラー)‎ では 0.1 未満になることもあり、また、酸化したりペイントされた表面では高い放射率を持つ場合もあります。可視スペクトルにおける色に関わらず、油性ペイントの赤外線の放射率は 0.9 を超えます。人間の皮膚の放射率はほぼ 0.97 から 0.98 です。
酸化していない金属の場合、完全な不透明性と高い反射性という極端なケースを示し、波長によって大きく異なることはありません。そのため、金属の放射率は低くなります。ただし、金属の放射率は温度に比例して増加します。非金属の場合、放射率は高くなりがちで、温度に比例して減少します。

24.2.1  サンプルの放射率を見つける

24.2.1.1  ステップ1: 反射された明らかな温度の決定

下記の 2 つの方法のうちいずれかを使用して、反射見かけ温度を決定します。
24.2.1.1.1  方法 1: 直接法
熱電対を使って反射見かけ温度を計測するのは 2 つの重要な理由からお勧めできません。
  • 熱電対は放射線の強度を計測しない
  • 熱電対は表面に非常に良い熱接触を必要とし、それは通常、熱アイソレーターによってセンサーを糊付け及びカバーして行われる。
24.2.1.1.2  方法 2:反射法

24.2.1.2  ステップ2: 放射率の決定

24.3  反射見かけ温度

このパラメータは、物体が反射する放射を補正するために使用されます。放射率が低く、物体の温度が反射温度と比較的大きく異なっている場合、反射温度を正しく設定し、反射見かけ温度を正しく補正することが重要です。

24.4  距離

距離とは、物体とカメラの前面レンズとの間の距離を指します。このパラメータは、次の 2 つの事象を補正するために使用されます。
  • 対象からの放射が物体とカメラの間の大気によって吸収される
  • 大気そのものからの放射がカメラによって検出される

24.5  相対湿度

カメラは、伝達率が大気の相対湿度にいくらか依存しているという事象についても補正できます。この補正を行うには、相対湿度を正しい値に設定する必要があります。短距離および通常湿度の場合、相対湿度は通常、50% の初期値のままにしてかまいません。

24.6  その他のパラメータ

上記だけでなく、FLIR Systems 製のカメラおよび解析プログラムの中には、次のパラメータを補正できるものもあります。
  • 大気温度 – つまり、カメラと対象物との間の大気の温度
  • 外部光学系温度 – つまり、カメラ前面で使用される任意の外部レンズや窓材の温度
  • 外部光学系透過率 – つまり、カメラ前面で使用される任意の外部レンズや窓材の伝達率

25  赤外線技術の歴史

1800 年まで、電磁波スペクトルに赤外線部分が存在することなど誰も想像していませんでした。熱放射の一種としての赤外線スペクトル (または「赤外線」)‎ そのものの重要性は、Harschel によって 1800 年に赤外線部分が発見されたときよりも特筆すべきものではなくなっています。
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図 25.1  William Herschel 卿 (1738–1822)‎

新しい光学材料の研究中に偶然発見されたものでした。William Herschel 卿 (イギリス王ジョージ三世の王室天文学者、天王星の発見で有名)‎ は、太陽観測中に望遠鏡の太陽画像の明るさを低減するための光学フィルタ材料を研究していました。異なる色ガラスのサンプルでテストを行うと、明るさは同じように低減されていましたが、サンプルの中には太陽熱をほとんどまったく通さないことに興味をそそられました。それに対し、他のサンプルでは太陽熱をほとんど透過させ数秒観察するだけで目を損傷する危険があるほどでした。
Herschel は、熱を最大限に減少させると同時に明るさも希望通りに減少させるただ 1 つの素材を見つけるために、ただちに系統だった実験を行う必要あると確信しました。実験は、実際にニュートンのプリズム実験を繰り返す方法で始まりましたが、スペクトルの視覚的な光の分布強度よりも、加熱効果を探すものでした。まず、感度の高い水銀封入ガラス温度計のバルブをインクで黒くし、これを放射線検出器として使用して、太陽光をガラス プリズムに通すことで机の上にさまざまな色のスペクトルを形成させ、その加熱効果をテストしていきました。太陽光の外に置いた他の温度計は、制御の役目を果たしました。
黒くした温度計をスペクトルの色に沿ってゆっくり動かしていくと、青紫の端から赤い端へ向かうにしたがって、温度計の目盛りは一定に上昇していきました。これは、まったくの予想外の結果というわけではありませんでした。イタリアの研究者、Landriani が、すでに 1777 年に似たような実験を行い、同様の結果を得ていたからです。ただし、Herschel の特筆すべき点は、加熱効果が最大に達するポイントがあるはずであり、スペクトルの可視部分に限定された測定では、このポイントの検索に失敗したと初めて気付いたことにあります。
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図 25.2  Marsilio Landriani (1746 ~ 1815)‎

温度計を赤いスペクトルの端から暗い領域に動かしたところ、Herschel は温度が引き続き上昇することを確認しました。彼が発見した最高点は、赤色の端を越えたところにありました。これが今日「赤外線波長域」として知られている部分です。
Herschel がこの発見を発表したとき、彼は電磁波スペクトルのこの新しい領域を「熱スペクトル」と表現しました。 Herschel は、その放射そのものを「黒体熱」や単に「不可視光線」と呼びました。皮肉なことに、一般的な見方とは異なり、「赤外線」という用語は Herschel から発しているのではありません。その言葉は 75 年ほど後に印刷物に登場しましたが、依然としてだれから端を発しているかは分かっていません。
Herschel の初期実験でのプリズム ガラスの使用は、赤外線波長域の実在性について、当初同時代の研究者との間に論議を呼びました。別の研究者が、Herschel の研究を実証するため、いろいろな種類のガラスを見境なく使用して、赤外線部の異なる透明性を見出しました。彼の実験によって、Herschel は制限されたガラスの透明性から熱放射の新たな発見に気づきました。彼は、赤外線の研究が反射要素によって排他的に使用される運命にあると結論せざるを得ませんでした。幸いにも、イタリア人の研究者によって、彼の理論の正しさが証明されました。Melloni は、自然岩塩 (NaCl)‎ が赤外線を通すことを発見しました。岩塩は、レンズやプリズムを作ることができるほど大きな天然の結晶です。この結果により、岩塩は主な赤外光学材料となり、1930 年に合成結晶成長の技術が習得されるまで 100 年ほどにわたって使用されました。
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図 25.3  Macedonio Melloni (1798 ~ 1854)‎

温度計は、放熱検出器として 1829 年まで使用されました。この年に Nobili が熱電対を発明しました。(Herschel の温度計は 0.2 °C まで読むことができましたが、後のモデルでは 0.05 °C まで読むことができるようになりました)‎その後、飛躍的な進歩があり、Melloni が、複数の熱電対を接続して最初の熱電対列を作成しました。この新しい機器は、当時熱放射の検出に使用されていた温度計の 40 倍以上も感度が高いものでした。人からの熱を 3 メートル離れたところから検出する能力がありました。
初めての「熱写真」の撮影は、 John Herschel の研究の結果 1840 年に可能になりました。John Herschel は赤外線の発見者および有名な天文学者の息子であり、親譲りの才能がありました。薄い油膜の蒸発の違いによって、露出した熱パターンを油膜に当てると、反射光によって熱画像を見ることができます。油膜の干渉効果によって肉眼で画像を確認できます。John は、紙に熱画像の簡単な記録を取ることも考案し、「サーモグラフ」と呼びました。
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図 25.4  Samuel P. Langley (1834 ~ 1906)‎

赤外線検出器の感度の向上は、非常にゆっくりしたものでした。次の飛躍的な前進は、Langley によるもので、1880 年にボロメータが発明されました。この装置は、ホイートストン ブリッジ回路の 1 つのアームに接続された白金の黒い薄片で構成され、その上に赤外線が焦点を合わせ、それに対して感度の高い検流計が反応するものです。この装置では、400 メートル離れたところにいる牛の熱を検出できたと言われています。
英国の科学者、James Dewar 卿は初めて液化ガスを冷却材 (たとえば、温度が -196 °C の液体窒素)‎ として使用し、低温調査を行いました。1892 年に彼は特殊な真空断熱コンテナを発明し、液化ガスを数日保管できるようにしました。よく使われている「魔法瓶」は、彼の発明が元になっており、熱い飲み物や冷たい飲み物を保存しておくことができます。
1900 年から 1920 年の間に、世界の発明者たちが赤外線を「発見」しました。多くの特許が、人、大砲、飛行機、船や氷山を検出する機器のために発行されました。近代において、最初の操作システムは 1914 年から 1918 年の戦争中に開発され始め、両陣営において軍事目的で赤外線の研究プログラムが進められました。これらのプログラムには、敵の侵入の検出、遠隔温度検出、確実な通信、ミサイル誘導のための実験的なシステムが含まれます。この期間にテストされた赤外線検知システムは、接近してくる飛行機であれば 1.5 キロメートル、人であれば 300 メートル離れたところから検出できました。
この時代までのほとんどの検知システムはボロメータのさまざまな概念を元にしたものでしたが、次の大戦までの期間に、画像変換機と光子検出器という 2 つの革新的な赤外線検出器が開発されました。当初、歴史上初めて見張りが実際の暗闇でも見ることができようになったため、軍事面から画像変換機は大きな注目を受けました。ただし、画像変換機の感度は赤外線波長域の付近に限定されており、ほとんどの軍事標的 (兵士など)‎ は赤外線検出ビームで照らされている必要がありました。これは、見張りの場所を同じように装備している敵の見張りに明らかにしてしまう危険があったため、画像変換機への軍事面での関心が薄れていったのは当然のことと言えます。
「能動的」熱画像システム (検出ビームが必要)‎ の軍事戦術的に不利な点によって、続く 1939 年から 1945 年までの戦争で研究に拍車がかかり、多くの軍事特殊機関が赤外線検知プログラムで、非常に繊細な光子検出機による「受動」システム (検出ビーム不要)‎ を開発するようになりました。この期間は、軍事機密規則によって、熱画像技術の状況の公開が完全に禁止されるようになりました。1950 年半ばに機密が解除されるようになり、このときから民間の科学者や産業で、十分の熱画像機器がついに使用できるようになりました。

26  サーモグラフィの理論

26.1  はじめに

赤外線の被写体と関連するサーモグラフィ技術は、赤外線カメラを使用しようとしている多くの人々にとって未だ新しいままです。このセクションでは、サーモグラフィの背後にある理論について説明します。

26.2  電磁スペクトル

電磁スペクトルは、「バンド」と呼ばれる多数の波長領域に任意に分割され、赤外線の生成および検出に使用する方式で識別されます。電磁スペクトルのさまざまなバンドにある赤外線は基本的に同じです。赤外線はすべて同じ法則で規定されており、波長による違いがあるのみです。
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図 26.1  電磁スペクトル。1: X 線、2:紫外線、3:可視像、4:赤外線、5:マイクロ波、6:電波。

サーモグラフィは赤外線スペクトル バンドを利用します。短波長の末端部では、境界は可視光の限界点に深い赤色で存在します。長波長の末端部では、境界はミリメートルの範囲でマイクロ波の電波長と融合します。
多くの場合、赤外線バンドはさらに 4 つの小さなバンドに再分割されます。こうしたバンドの境界も任意に選択されます。そうしたバンドには、近赤外線 (0.75–3 μm)‎、中赤外線 (3–6 μm)‎、遠赤外線 (6–15 μm)‎ および極赤外線 (15–100 μm)‎ があります。波長は μm (マイクロメートル)‎ で提供されますが、このスペクトル範囲での測定には他の単位も未だよく使用されています (例: ナノメートル (nm)‎、オングストローム (Å)‎。
それぞれの波長測定値の関係は次のとおりです。
formula

26.3  黒体放射

黒体とは、任意の波長にて、黒体上に衝突する放射線をすべて吸収する物体のことです。放射線を発散する物体に関して明らかに誤った呼び名である「」については、Kirchhoff の原則 (Gustav Robert Kirchhoff,‎ 1824–1887 より命名)‎ で説明されています。この原則には、任意の波長にてすべての放射線を吸収できる物体は、放射線の発散も同様に可能であると記載されています。
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図 26.2  Gustav Robert Kirchhoff (1824 ~ 1887)‎

黒体源の構造は原理的には非常に単純です。不透明な吸収素材で作られた均一温度の空洞にある開口部の放射特性は、黒体の特性とほぼ同じです。完全な放射線吸収体へのこの法則の実際の用途には、いずれかの側面にある開口部を除いて光を遮断された箱があります。その穴に入り込む放射線は、反射が繰り返されることによって分散され吸収されるため、微量の断片のみが場合によっては逃れられる程度です。開口部で取得される黒度は、黒体とほぼ等しく、すべての波長に対してほぼ最適です。
こうした均一温度の空洞に適切なヒーターを備えると、空洞は空洞放射体と呼ばれるものになります。均一の温度に暖められた均一温度の空洞は黒体放射を生成します。この黒体放射の特徴は、空洞の温度のみにより決まります。こうした空洞放射体は一般的に、ラボにて温度基準ゲージの放射源として、たとえば FLIR Systems カメラなどのサーモグラフィ機器のキャリブレートに使用されます。
黒体放射の温度が 525°C (977°F)‎ を超えると、光源が見えるようになり始め、目にはもはや黒とは写らなくなります。これは放射体の初期の赤い熱温度であり、さらに温度が上昇するにつれてオレンジや黄色になります。実際、物体のいわゆる色温度とは、同じ色を得るために黒体が熱せられる必要がある温度と定義されています。
ここで、黒体から発散される放射線を説明する 3 つの式について考えてみましょう。

26.3.1  Planck の法則

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図 26.3  Max Planck (1858 ~ 1947)‎

Max Planck (1858–1947)‎ は、黒体からの放射線のスペクトル分布を次の演算式を使用して説明することができました。
formula
ここで、
Wλb
波長 λ での黒体スペクトル放射発散度。
c
光速 = 3 × 108 m/s
h
Planck の定数 = 6.6 × 10-34 ジュール秒
k
Boltzmann の定数 = 1.4 × 10-23 ジュール/K
T
黒体の絶対温度 (K)‎。
λ
波長 (μm)‎。
さまざまな温度をグラフで描画すると、Planck の演算式は一連の曲線を生成します。いずれかの特定の Planck 曲線に従い、スペクトル発散度は λ = 0 にてゼロとなり、急速に上昇して波長 λmax にて最大となります。これを通過すると、非常に長い波長にて再度ゼロに近づきます。温度が上昇するにつれて、最大値が発生する波長は短くなります。
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図 26.4  Planck の法則に従ってさまざまな絶対温度に対して描画された黒体スペクトル放射発散度。1: スペクトル放射発散度 (W/cm2 × 103(μm)‎)‎、2: 波長 (μm)‎

26.3.2  Wien の変位の法則

λ に関して Planck の演算式を差別化し、最大値を見つけると、次の演算式が得られます。
formula
これは、Wien の演算式 (Wilhelm Wien,‎ 1864–1928 より命名)‎ であり、熱放射体の温度が上昇するにつれて色が赤からオレンジまたは黄色へ変化する一般的な観察を数学的に表したものです。色の波長は λmax に対して計算される波長と同じです。任意の黒体温度の λmax 値の適切な近似値は、経験則 3 000/T μm を適用することで得られます。そのため、青みがかった白色の光を発散するシリウスなどの非常に熱い星 (11 000 K)‎ は、0.27 μm の波長にて、不可視の紫外線スペクトル内で発生するスペクトル放射発散度のピークで放射します。
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図 26.5  Wilhelm Wien (1864 ~ 1928)‎

太陽 (約 6 000 K)‎ は可視光スペクトルの中間の約 0.5 μm をピークとして黄色の光を発散します。
室温 (300 K)‎ では、放射発散度のピークは遠赤外線にて 9.7 μm であり、液体窒素の温度 (77 K)‎ では、ほぼ微少な量の放射発散度は超赤外線波長にて 38 μm となります。
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図 26.6  100 K から 1000 K までの半対数目盛で描画された Planckian の曲線。点線は、Wien の変位の法則で説明した各温度での最大放射発散度の軌跡を表しています。1: スペクトル放射発散度 (W/cm2 (μm)‎)‎、2:波長 (μm)‎。

26.3.3  Stefan-Boltzmann の法則

Planck の演算式を λ = 0 から λ = ∞ に積算すると、以下の黒体の総合放射発散度 (Wb)‎ が得られます。
formula
これは、Stefan-Boltzmann の演算式 (Josef Stefan (1835 年 ~ 1893 年)‎ および Ludwig Boltzmann (1844 年 ~ 1906 年より命名)‎ であり、黒体の総合放射力がその絶対温度の 4 の累乗と比例することを表しています。グラフ化すると、Wb は、特定の温度に対する Planck の曲線の下部の領域を表しています。λ = 0 から λmax までの間隔の放射発散度は全体の 25% のみであることが示され、これは可視光スペクトル内に入る太陽の放射線量とほぼ同じです。
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図 26.7  Josef Stefan (1835 ~ 1893)‎、および Ludwig Boltzmann (1844 ~ 1906)‎

Stefan-Boltzmann の演算式を使用して、300 K の温度および約 2 m2 の外面エリアで人体から放射される力を計算すると、1 kW となります。体温または衣服を追加した温度と大きく異ならない室温では、周囲表面からの放射線の補正吸収がなければ、この力損失を維持することはできません。

26.3.4  非黒体発散体

これまで、黒体放射体および黒体放射について説明してきました。しかし、実際の物体はほとんどの場合、特定のスペクトル間隔では黒体の性質に近づくことはありますが、拡張された波長領域を超えるとこうした法則には当てはまりません。たとえば、ある種の白色塗料が可視光スペクトルにおいて完全なに見える場合がありますが、約 2 μm では「灰色」に、3 μm を超えると、ほぼ「」になります。
実際の物体が黒体のように振舞わなくさせる、起こりうるプロセスは 3 つあります。つまり、入射放射線の成分 α は吸収され、成分 ρ は反射し、成分 τ は透過されます。こうした 3 つの成分すべては多かれ少なかれ波長に依存しているため、下付き文字 λ は、その定義のスペクトル依存性を暗示するために使用されています。そのため、
  • 分光吸収率 αλ = 物体に入射する分光放射と物体が吸収する分光放射の比。
  • 分光反射率 ρλ = 物体に入射する分光放射と物体が反射する分光放射の比。
  • 分光透過率 τλ = 物体に入射する分光放射と物体を透過する分光放射の比。
これら 3 つの要因の合計は必ず任意の波長における全体となるため、次の関係が成り立ちます。
formula
不透明な素材では τλ = 0 であり、関係は次のように簡素化されます。
formula
放射率と呼ばれる別の成分は、特定の温度にて物体が生成する黒体の放射放射率の成分 ε を説明するのに必要となります。よって、次の定義が得られます。
分光放射率 ελ = 同一の温度および波長において黒体から発せられる分光放射と物体から発せられる分光放射の比。
数学的に表現すると、これは、物体の分光放射率と黒体の分光放射率の比として次のように記載できます。
formula
一般的に、放射源には 3 つの種類があり、それぞれの分光放射率が波長に応じて変化する方法によって識別されます。
  • 黒体、 ελ = ε = 1
  • 灰色体、ελ = ε = 1 未満の定数
  • 選択放射体、ε は波長に応じて変化する
Kirchhoff の法則によると、どんな素材の場合も、物体の分光放射率と分光吸収率は、任意の特定の温度および波長では等価となります。つまり、
formula
得られた結果から、不透明な素材の場合は次のようになります (αλ +‎ ρλ = 1 であるため)‎。
formula
よく磨かれた素材の場合、ελ はゼロに近づき、完全な反射素材 (例: 完璧な鏡)‎ の場合は次のようになります。
formula
灰色体放射体の場合、Stefan-Boltzmann の演算式は次のようになります。
formula
これは、灰色体の総放射が、灰色体からの ε の値に比例して低下させた同じ温度での黒体と同じになることを示しています。
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図 26.8  3 種類の放射体の分光放射放射率。1: 分光放射放射率、2:波長、3:黒体、4:選択放射体、5:灰色体。

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図 26.9  3 種類の放射体の分光放射率。1: 分光放射率、2:波長、3:黒体、4:灰色体、5:選択放射体。

26.4  赤外線半透過性素材

次に、非金属の半透過体、つまり、厚いプラスチック素材の平板などについて考えてみましょう。板を熱すると、その体積内で生成される放射線は、一部を吸収されながら素材を通して表面に向かって働きます。さらに、放射線が表面に達すると、そのうちのいくらかは内部に反射し戻されます。反射しもどされた放射線はふたたび一部が吸収されながら、反対側の表面に到達し、その表面からほとんどの放射線は脱出し、一部は再度反射し戻されます。この累進的な反射はだんだん弱くなりますが、板の総放射率を得る際にはすべてを総計する必要があります。結果として得られる等比級数を合計すると、半透過性の板の有効な放射率は次のようになります。
formula
板が不透明となると、この演算式は単一の演算式に縮小されます。
formula
この最終的な関係式は、放射率を直接測定するより反射率を測定するほうが容易である場合も多いため、特に便利な式です。

27  測定演算式

すでに述べたとおり、物体を表示する場合、カメラが受け取る放射線は物体自体からだけではありません。物体表面を介して反射される周辺からの放射線も収集されます。これらの 2 つの放射線の影響は、測定過程に存在する大気によってある程度吸収されます。さらに、大気自体からの 3 つ目の放射線の影響が加わります。
測定状態についてのこの説明は、下図に示すとおり、現実の測定においても同様です。無視されたものには、たとえば、大気中に分散する太陽光や視界外部のきわめて強い放射線源からの迷放射線などがありえます。しかし、こうした妨害は定量化が難しく、ほとんどの場合、それらは無視できるほどに小さいものです。無視できない場合、測定構成は、少なくとも教育を受けたオペレータには妨害のリスクが明白である場合が多いのです。その場合、たとえば、測定の向きを変更したり、きわめて強い放射線源を遮断したりして妨害を避けるために測定状態を修正するのはオペレータの対応力となります。
下図を使用して、キャリブレートしたカメラ出力からの物体温度を計算するための演算式を得ることができます。
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図 27.1  一般的なサーモグラフィ測定状態の図式表示。1:周囲、2:物体、3:大気、4:カメラ

短距離上にある温度 W の黒体源から受け取られる放射 Tsource により、放射入力 (放射リニア カメラ)‎ と比例するカメラ出力信号 Usource が生成されます。ここで次の式が成り立ちます (方程式 1)‎。
formula
または、簡易表記では次のようになります。
formula
ここで、C は定数を表します。
そのため、放射線源が放射率 ε の灰色体である場合、受け取られる放射線は εWsource となります。
ここで、収集される 3 つの放射力条件を定義できます。
受け取られる総放射力は次のように記述できます (方程式 2)‎。
formula
各条件に方程式 1 の定数 C を掛け、同方程式に従い、対応する CWU の積を置き換えると、次の式が得られます (方程式 3)‎。
formula
Uobj に対して方程式 3 を解くと次のようになります (方程式 4)‎。
formula
これは、すべての FLIR Systems サーモグラフィ機器で使用される一般的な測定演算式です。演算式の電圧は次のようになります。

テーブル 27.1  電圧

Uobj
温度 Tobj の黒体に対する計算されたカメラ出力電圧。例: 実際の要求された物体温度に直接変換できる電圧。
Utot
実際の測定されたカメラ出力電圧。
Urefl
キャリブレーション応じた、温度 Trefl の黒体に対する論理上のカメラ出力電圧。
Uatm
キャリブレーション応じた、温度 Tatm の黒体に対する論理上のカメラ出力電圧。
操作時には、計算には多数のパラメータ値を入力する必要があります。
  • 物体の放射率 ε
  • 相対湿度
  • Tatm
  • 物体の距離 (Dobj)‎
  • 物体周辺の (有効な)‎ 温度または反射周辺温度 Trefl
  • 大気の温度Tatm
実際の正確な放射率や大気伝達率の値を見つけるのは通常容易ではないため、オペレータにとってこれは時に困難な作業となる場合があります。周辺に大量の強力な放射線源がない場合、これら 2 つの温度は通常問題にはなりません。
この関係において問題となるのは、こうしたパラメータの正しい値を知ることの重要性についてです。しかし、いくつかの異なる測定を検討したり、3 つの放射線条件の相対的な重要性を比較することで、こうした問題がすでに存在するという印象を受けるのは興味深いこととも言えます。どのパラメータの適切な値をいつ使用することが重要かということについての指針を与えてくれるからです。
この後に示す図では、3 つの異なる物体温度、2 つの放射率、および 2 つのスペクトル範囲 (SW と LW)‎ に対して 3 つの放射線が与える影響の相対的な重要性を示しています。残りのパラメータには次の固定値があります。
  • τ = 0.88
  • Trefl = +‎20°C
  • Tatm = +‎20°C
最初の測定では「妨害」放射線源は比較的強力であるため、低い物体温度の測定は、高温の測定より重要であることは明白です。物体の放射率も低い場合、状態はずっと難しくなります。
ここでやっと、補外法と呼ばれる最高キャリブレーション ポイントより上のキャリブレーション曲線を使用できるようにすることの重要性についての質問に答えることができます。ある測定にて、Utot = 4.5 ボルトを測定していると想定してみます。カメラの最高キャリブレーション ポイントは、4.1 ボルト、オペレータの知らない値の順でした。そのため、物体がたまたま黒体 (例: Uobj = Utot)‎ である場合であっても、実際には 4.5 ボルトを温度に変換する際のキャリブレーション曲線を補外法で推定することになります。
ここで、物体が黒ではなく、0.75 の放射率と途中の大気が 0.92 の伝達率を持っていると想定します。また、方程式 4 の 2 つの第二条件は総計で 0.5 ボルトであると想定します。方程式 4 を使用した Uobj の計算結果は、Uobj = 4.5 / 0.75 / 0.92 – 0.5 = 6.0 となります。これは、特にビデオ増幅器の出力制限が 5 ボルトである可能性があることを考えると、非常に過激な補外法といえます。ただし、このキャリブレーション曲線の応用は、電気的制限などが存在しない論理的手順であることに注意してください。カメラに信号制限がなく、5 ボルトよりずっと上の値でキャリブレートされた場合、FLIR Systems アルゴリズムのようにキャリブレーション アルゴリズムが放射物理学に基づいているなら、結果曲線は 4.1 ボルトを超えて補外法で推定された実際の曲線とまったく同じになるはずです。もちろん、そうした補外法に対する制限は存在するでしょう。
Graphic

図 27.2  変化する測定条件下での放射線源の相対的な大きさ (SW カメラ)‎。1: 対象物の温度、2:放射率、Obj:物体放射、Refl:反射放射、Atm:大気放射。固定パラメータ:τ = 0.88、Trefl = 20°C、Tatm = 20°C。

Graphic

図 27.3  変化する測定条件下での放射線源の相対的な大きさ (LW カメラ)‎。1: 対象物の温度、2:放射率、Obj:物体放射、Refl:反射放射、Atm:大気放射。固定パラメータ:τ = 0.88、Trefl = 20°C、Tatm = 20°C。

28  放射率表

この項では、赤外線の文献および FLIR Systems の測定値からの放射率データを収集したものを提供しています。

28.1  参考文献

28.2  表

テーブル 28.1  T: 全域スペクトル、SW: 2 ~ 5 µm、LW: 8 ~ 14 µm、LLW: 6.5 ~ 20 µm、1: 材質、2: 仕様、3: 温度 (°C)‎、4: スペクトル、5: 放射率、6:参照

1

2

3

4

5

6

3M タイプ 35
ビニール電気テープ (複数色)‎
< 80
LW
≈ 0.96
13
3M タイプ 88
黒ビニール電気テープ
< 105
LW
≈ 0.96
13
3M タイプ 88
黒ビニール電気テープ
< 105
MW
< 0.96
13
3M タイプ Super 33+‎
黒ビニール電気テープ
< 80
LW
≈ 0.96
13
Krylon ウルトラブラック 1602
黒色
最高 175 の室温
LW
≈ 0.96
12
Krylon ウルトラブラック 1602
黒色
最高 175 の室温
MW
≈ 0.97
12
Nextel Velvet 811-21 黒
黒色
-60-150
LW
> 0.97
10、11
アスファルト舗装
 
4
LLW
0.967
8
アスベスト
ボード
20
0.96
1
アスベスト
床タイル
35
SW
0.94
7
アスベスト
石板
20
0.96
1
アスベスト
粉末
 
0.40-0.60
1
アスベスト
40-400
0.93-0.95
1
アスベスト
織物
 
0.78
1
アルミニウム
HNO3 に浸漬、プレート
100
0.05
4
アルミニウム
ざらざらの状態
27
10 µm
0.18
3
アルミニウム
ざらざらの状態
27
3 µm
0.28
3
アルミニウム
シート、それぞれに違った傷をつけた 4 つのサンプル
70
SW
0.05-0.08
9
アルミニウム
シート、それぞれに違った傷をつけた 4 つのサンプル
70
LW
0.03-0.06
9
アルミニウム
受入、シート
100
0.09
2
アルミニウム
受入、プレート
100
0.09
4
アルミニウム
強度に酸化
50-500
0.2-0.3
1
アルミニウム
真空蒸着
20
0.04
2
アルミニウム
研磨
50-100
0.04-0.06
1
アルミニウム
研磨、シート
100
0.05
2
アルミニウム
研磨プレート
100
0.05
4
アルミニウム
粗い表面
20-50
0.06-0.07
1
アルミニウム
金属箔
27
10 µm
0.04
3
アルミニウム
金属箔
27
3 µm
0.09
3
アルミニウム
鋳込、ブラスト クリーニング済み
70
SW
0.47
9
アルミニウム
鋳込、ブラスト クリーニング済み
70
LW
0.46
9
アルミニウム
長期にわたり風雨にさらした状態
17
SW
0.83-0.94
5
アルミニウム
陽極酸化、明灰色、つやなし
70
SW
0.61
9
アルミニウム
陽極酸化、明灰色、つやなし
70
LW
0.97
9
アルミニウム
陽極酸化、黒、つやなし
70
SW
0.67
9
アルミニウム
陽極酸化、黒、つやなし
70
LW
0.95
9
アルミニウム
陽極酸化シート
100
0.55
2
アルミ青銅
 
20
0.60
1
エナメル
 
20
0.9
1
エナメル
20
0.85-0.95
1
エボナイト
   
0.89
1
エメリー
荒目
80
0.85
1
ガラス板 (フロート ガラス)‎
コーティングなし
20
LW
0.97
14
クロム
研磨
50
0.10
1
クロム
研磨
500-1000
0.28-0.38
1
コンクリート
 
20
0.92
2
コンクリート
ざらざらの状態
17
SW
0.97
5
コンクリート
乾燥
36
SW
0.95
7
コンクリート
歩道
5
LLW
0.974
8
ゴム
硬質
20
0.95
1
ゴム
軟質、灰色、粗目
20
0.95
1
スタッコ
粗目、石灰
10-90
0.91
1
ステンレス鋼
シート、未処理、多少のひっかき傷
70
SW
0.30
9
ステンレス鋼
シート、未処理、多少のひっかき傷
70
LW
0.28
9
ステンレス鋼
シート、研磨
70
SW
0.18
9
ステンレス鋼
シート、研磨
70
LW
0.14
9
ステンレス鋼
タイプ 18-8、800°C で酸化
60
0.85
2
ステンレス鋼
タイプ 18-8、もみ皮研磨
20
0.16
2
ステンレス鋼
合金、8% ニッケル、18% クロム
500
0.35
1
ステンレス鋼
巻き取り
700
0.45
1
ステンレス鋼
砂吹き
700
0.70
1
スラグ
ボイラー
0-100
0.97-0.93
1
スラグ
ボイラー
1400-1800
0.69-0.67
1
スラグ
ボイラー
200-500
0.89-0.78
1
スラグ
ボイラー
600-1200
0.76-0.70
1
タイル
光沢
17
SW
0.94
5
タングステン
 
1500-2200
0.24-0.31
1
タングステン
 
200
0.05
1
タングステン
 
600-1000
0.1-0.16
1
タングステン
フィラメント
3300
0.39
1
タール
   
0.79-0.84
1
タール
20
0.91-0.93
1
チタン
540°C で酸化
1000
0.60
1
チタン
540°C で酸化
200
0.40
1
チタン
540°C で酸化
500
0.50
1
チタン
研磨
1000
0.36
1
チタン
研磨
200
0.15
1
チタン
研磨
500
0.20
1
ニクロム
巻き取り
700
0.25
1
ニクロム
砂吹き
700
0.70
1
ニクロム
金属線、清潔
50
0.65
1
ニクロム
金属線、清潔
500-1000
0.71-0.79
1
ニクロム
金属線、酸化
50-500
0.95-0.98
1
ニッケル
600°C で酸化
200-600
0.37-0.48
1
ニッケル
商業的純度、研磨
100
0.045
1
ニッケル
商業的純度、研磨
200-400
0.07-0.09
1
ニッケル
明マット
122
0.041
4
ニッケル
研磨
122
0.045
4
ニッケル
酸化
1227
0.85
4
ニッケル
酸化
200
0.37
2
ニッケル
酸化
227
0.37
4
ニッケル
金属線
200-1000
0.1-0.2
1
ニッケル
鉄に電気めっき、未研磨
20
0.11-0.40
1
ニッケル
鉄に電気めっき、未研磨
22
0.11
4
ニッケル
鉄に電気めっき、研磨
22
0.045
4
ニッケル
電気めっき、研磨
20
0.05
2
ニッケル
電気分解
22
0.04
4
ニッケル
電気分解
260
0.07
4
ニッケル
電気分解
38
0.06
4
ニッケル
電気分解
538
0.10
4
ブリキ
シート
24
0.064
4
プラスチック
PVC、プラスチックの床、つやなし、構造体
70
SW
0.94
9
プラスチック
PVC、プラスチックの床、つやなし、構造体
70
LW
0.93
9
プラスチック
ガラス繊維薄板 (印刷済みシルクボード)‎
70
SW
0.94
9
プラスチック
ガラス繊維薄板 (印刷済みシルクボード)‎
70
LW
0.91
9
プラスチック
ポリウレタン隔離板
70
LW
0.55
9
プラスチック
ポリウレタン隔離板
70
SW
0.29
9
ボール紙
未処理
20
SW
0.90
6
マグネシウム
 
22
0.07
4
マグネシウム
 
260
0.13
4
マグネシウム
 
538
0.18
4
マグネシウム
研磨
20
0.07
2
マグネシウム粉
   
0.86
1
モリブデン
 
1500-2200
0.19-0.26
1
モリブデン
 
600-1000
0.08-0.13
1
モリブデン
フィラメント
700-2500
0.1-0.3
1
モルタル
 
17
SW
0.87
5
モルタル
乾燥
36
SW
0.94
7
レンガ
アルミナ
17
SW
0.68
5
レンガ
シリカ、95% SiO2
1230
0.66
1
レンガ
シリマナイト、33% SiO2、64% Al2O3
1500
0.29
1
レンガ
ディナス シリカ、低光沢、ざらざらの状態
1000
0.80
1
レンガ
ディナス シリカ、光沢、ざらざらの状態
1100
0.85
1
レンガ
ディナス シリカ、耐火
1000
0.66
1
レンガ
共通
17
SW
0.86-0.81
5
レンガ
石造り
35
SW
0.94
7
レンガ
石造り、漆喰
20
0.94
1
レンガ
耐水
17
SW
0.87
5
レンガ
耐火、わずかに放射
500-1000
0.65-0.75
1
レンガ
耐火、コランダム
1000
0.46
1
レンガ
耐火、マグネサイト
1000-1300
0.38
1
レンガ
耐火、強度に放射
500-1000
0.8-0.9
1
レンガ
耐火煉瓦
17
SW
0.68
5
レンガ
耐火粘土
1000
0.75
1
レンガ
耐火粘土
1200
0.59
1
レンガ
耐火粘土
20
0.85
1
レンガ
赤、ざらざらの状態
20
0.88-0.93
1
レンガ
赤、共通
20
0.93
2
ワニス
ぶな材の寄木床上
70
SW
0.90
9
ワニス
ぶな材の寄木床上
70
LW
0.90-0.93
9
ワニス
平坦
20
SW
0.93
6
二酸化銅
粉末
 
0.84
1
亜鉛
400°C で酸化
400
0.11
1
亜鉛
シート
50
0.20
1
亜鉛
研磨
200-300
0.04-0.05
1
亜鉛
表面が酸化
1000-1200
0.50-0.60
1
亜鉛めっき鉄
シート
92
0.07
4
亜鉛めっき鉄
シート、光沢
30
0.23
1
亜鉛めっき鉄
シート、酸化
20
0.28
1
亜鉛めっき鉄
強度に酸化
70
SW
0.64
9
亜鉛めっき鉄
強度に酸化
70
LW
0.85
9
乾燥
20
0.92
2
水がしみこんだ状態
20
0.95
2
塗料
8 色で品質もさまざま
70
SW
0.88-0.96
9
塗料
8 色で品質もさまざま
70
LW
0.92-0.94
9
塗料
アルミニウム、さまざまな経過年数
50-100
0.27-0.67
1
塗料
オイル ベース、平均 16 色
100
0.94
2
塗料
カドミウム イエロー
 
0.28-0.33
1
塗料
クロム緑
 
0.65-0.70
1
塗料
コバルト ブルー
 
0.7-0.8
1
塗料
プラスチック、白
20
SW
0.84
6
塗料
プラスチック、黒
20
SW
0.95
6
塗料
17
SW
0.87
5
塗料
油、多色
100
0.92-0.96
1
塗料
油、灰色光沢
20
SW
0.96
6
塗料
油、灰色平坦
20
SW
0.97
6
塗料
油、黒光沢
20
SW
0.92
6
塗料
油、黒色平坦
20
SW
0.94
6
壁紙
薄い模様、明灰色
20
SW
0.85
6
壁紙
薄い模様、赤
20
SW
0.90
6
20
0.98
1
木材
 
17
SW
0.98
5
木材
 
19
LLW
0.962
8
木材
ベニヤ合板、平滑、乾燥
36
SW
0.82
7
木材
ベニヤ合板、未処理
20
SW
0.83
6
木材
地面
 
0.5-0.7
1
木材
松材、4 つのサンプル
70
SW
0.67-0.75
9
木材
松材、4 つのサンプル
70
LW
0.81-0.89
9
木材
白、湿った状態
20
0.7-0.8
1
木材
面状
20
0.8-0.9
1
木材
面状ぶな材
20
0.90
2
木材
面状ぶな材
70
SW
0.77
9
木材
面状ぶな材
70
LW
0.88
9
1 層 >0.1 mm の厚さ
0-100
0.95-0.98
1
氷、滑らか
-10
0.96
2
氷、滑らか
0
0.97
1
氷、表面に多量の霜
0
0.98
1
蒸留
20
0.96
2
 
0.8
1
-10
0.85
2
霜の結晶体
-10
0.98
2
水酸化アルミニウム
粉末
 
0.28
1
氷: 水を参照
         
油、潤滑用
0.025 mm の薄膜
20
0.27
2
油、潤滑用
0.050 mm の薄膜
20
0.46
2
油、潤滑用
0.125 mm の薄膜
20
0.72
2
油、潤滑用
ニッケルベース上の薄膜: ニッケル ベースのみ
20
0.05
2
油、潤滑用
厚塗り
20
0.82
2
3 色でアルミニウム上に吹き付け
70
SW
0.50-0.53
9
3 色でアルミニウム上に吹き付け
70
LW
0.92-0.94
9
ざらざらの表面上のアルミニウム
20
0.4
1
フェノール樹脂
80
0.83
1
100
0.92
2
40-100
0.8-0.95
1
耐熱
100
0.92
1
黒、つやあり、鉄に吹き付け
20
0.87
1
黒、つやなし
40-100
0.96-0.98
1
黒、マット
100
0.97
2
漆喰
 
17
SW
0.86
5
漆喰
石膏ボード、未処理
20
SW
0.90
6
漆喰
粗目コート
20
0.91
2
炭素
ろうそくの煤煙
20
0.95
2
炭素
油煙
20-400
0.95-0.97
1
炭素
炭粉
 
0.96
1
炭素
黒鉛、表面にやすりをかけたもの
20
0.98
2
炭素
黒鉛粉
 
0.97
1
発泡スチロール
絶縁
37
SW
0.60
7
白金
 
100
0.05
4
白金
 
1000-1500
0.14-0.18
1
白金
 
1094
0.18
4
白金
 
17
0.016
4
白金
 
22
0.03
4
白金
 
260
0.06
4
白金
 
538
0.10
4
白金
リボン
900-1100
0.12-0.17
1
白金
純粋、研磨
200-600
0.05-0.10
1
白金
金属線
1400
0.18
1
白金
金属線
50-200
0.06-0.07
1
白金
金属線
500-1000
0.10-0.16
1
皮膚
人間
32
0.98
2
皮革
褐色
 
0.75-0.80
1
真鍮
600°C で酸化
200-600
0.59-0.61
1
真鍮
80 グリットのエメリーで摩擦
20
0.20
2
真鍮
つやなし、変色
20-350
0.22
1
真鍮
シート、エメリーにて処理
20
0.2
1
真鍮
シート、巻き取り
20
0.06
1
真鍮
十分に研磨済み
100
0.03
2
真鍮
研磨
200
0.03
1
真鍮
酸化
100
0.61
2
真鍮
酸化
70
SW
0.04-0.09
9
真鍮
酸化
70
LW
0.03-0.07
9
石灰
   
0.3-0.4
1
石膏
 
20
0.8-0.9
1
   
0.60
1
 
20
0.90
2
砂岩
ざらざらの状態
19
LLW
0.935
8
砂岩
研磨
19
LLW
0.909
8
磁器
光沢
20
0.92
1
磁器
白、つやあり
 
0.70-0.75
1
粘土
燃焼
70
0.91
1
4 色
70
SW
0.68-0.74
9
4 色
70
LW
0.92-0.94
9
20
0.7-0.9
1
白、3 種類の光沢
70
SW
0.76-0.78
9
白、3 種類の光沢
70
LW
0.88-0.90
9
白色接着剤
20
0.93
2
 
0.85
1
 
0.76
1
青、暗色
 
0.84
1
黄色
 
0.72
1
 
0.90
1
黒、つやなし
 
0.94
1
黒、つやなし
70
SW
0.86
9
黒、つやなし
70
LW
0.89
9
黒漆で上塗り
 
0.93
1
繊維板
チップボード
70
SW
0.77
9
繊維板
チップボード
70
LW
0.89
9
繊維板
メゾナイト
70
SW
0.75
9
繊維板
メゾナイト
70
LW
0.88
9
繊維板
多孔、未処理
20
SW
0.85
6
繊維板
硬質、未処理
20
SW
0.85
6
花崗岩
ざらざらの状態
21
LLW
0.879
8
花崗岩
ざらざらの状態、4 つのサンプル
70
SW
0.95-0.97
9
花崗岩
ざらざらの状態、4 つのサンプル
70
LW
0.77-0.87
9
花崗岩
研磨
20
LLW
0.849
8
酸化アルミニウム
活性、粉末
 
0.46
1
酸化アルミニウム
純粋、粉末 (アルミナ)‎
 
0.16
1
酸化ニッケル
 
1000-1250
0.75-0.86
1
酸化ニッケル
 
500-650
0.52-0.59
1
酸化銅
赤、粉末
 
0.70
1
入念に研磨
200-600
0.02-0.03
1
十分に研磨済み
100
0.02
2
研磨
130
0.018
1
鉄、鋳込
600°C で酸化
200-600
0.64-0.78
1
鉄、鋳込
インゴット
1000
0.95
1
鉄、鋳込
未加工
900-1100
0.87-0.95
1
鉄、鋳込
機械仕上げ
800-1000
0.60-0.70
1
鉄、鋳込
液状
1300
0.28
1
鉄、鋳込
研磨
200
0.21
1
鉄、鋳込
研磨
38
0.21
4
鉄、鋳込
研磨
40
0.21
2
鉄、鋳込
酸化
100
0.64
2
鉄、鋳込
酸化
260
0.66
4
鉄、鋳込
酸化
38
0.63
4
鉄、鋳込
酸化
538
0.76
4
鉄、鋳込
鋳造
50
0.81
1
鉄鋼
ざらざらの状態、平面
50
0.95-0.98
1
鉄鋼
つやあり、腐食
150
0.16
1
鉄鋼
つやあり酸化層、シート
20
0.82
1
鉄鋼
低温巻き取り
70
SW
0.20
9
鉄鋼
低温巻き取り
70
LW
0.09
9
鉄鋼
加工済み、入念に研磨
40-250
0.28
1
鉄鋼
巻き取り、処理したて
20
0.24
1
鉄鋼
巻き取りシート
50
0.56
1
鉄鋼
強度に酸化
50
0.88
1
鉄鋼
強度に酸化
500
0.98
1
鉄鋼
接地シート
950-1100
0.55-0.61
1
鉄鋼
新たにエメリーにて処理
20
0.24
1
鉄鋼
研磨
100
0.07
2
鉄鋼
研磨
400-1000
0.14-0.38
1
鉄鋼
研磨したシート
750-1050
0.52-0.56
1
鉄鋼
赤錆の付いた状態
20
0.61-0.85
1
鉄鋼
赤錆付き、シート
22
0.69
4
鉄鋼
酸化
100
0.74
4
鉄鋼
酸化
100
0.74
1
鉄鋼
酸化
1227
0.89
4
鉄鋼
酸化
125-525
0.78-0.82
1
鉄鋼
酸化
200
0.79
2
鉄鋼
酸化
200-600
0.80
1
鉄鋼
重度に錆びたシート
20
0.69
2
鉄鋼
重度に錆付き
17
SW
0.96
5
鉄鋼
錆びた状態、赤
20
0.69
1
鉄鋼
電気分解
100
0.05
4
鉄鋼
電気分解
22
0.05
4
鉄鋼
電気分解
260
0.07
4
鉄鋼
電解、入念に研磨
175-225
0.05-0.06
1
鉄鋼
高温巻き取り
130
0.60
1
鉄鋼
高温巻き取り
20
0.77
1
200°C で酸化
200
0.63
1
つやあり
250
0.08
1
酸化、灰色
20
0.28
1
酸化、灰色
22
0.28
4
非酸化、研磨
100
0.05
4
鉛赤
 
100
0.93
4
鉛赤、粉末
 
100
0.93
1
研磨
100
0.03
2
純粋、研磨
200-600
0.02-0.03
1
商用、光沢
20
0.07
1
強度に酸化
20
0.78
2
擦り傷
27
0.07
4
暗黒色に酸化
 
0.88
1
溶解
1100-1300
0.13-0.15
1
研磨
50-100
0.02
1
研磨
100
0.03
2
研磨、商用
27
0.03
4
研磨、機械用
22
0.015
4
純粋、表面は入念に準備
22
0.008
4
酸化
50
0.6-0.7
1
酸化、黒
27
0.78
4
電解、入念に研磨
80
0.018
1
電解、研磨
-34
0.006
4
光沢
20-50
0.04-0.06
1
錫めっきしたシート状の鉄
100
0.07
2
雪: 水を参照
         
青銅
多孔、ざらざらの状態
50-150
0.55
1
青銅
燐銅
70
SW
0.08
9
青銅
燐銅
70
LW
0.06
9
青銅
研磨
50
0.1
1
青銅
粉末
 
0.76-0.80
1