19  スクリーニング アラーム

類似または同一の条件下で検査対象物の温度異常を検出するため、スクリーニング アラームを使用できます。

19.1  一般

スクリーニング アラームの基本的な目的は、まず基準温度のサンプル ベースを構築することです。対象物をスクリーニングすると、カメラは測定温度を基準サンプルの平均値と比較します。指定したしきい値を超えた温度をカメラが検出すると、アラームがトリガーされます。
Graphic
カメラは、測定ボックス内で最も高温になっているスポットの温度を検出して測定します。
測定温度がアラーム限界を超過すると、アラームがトリガーされます。またカメラは、画像内でアラーム限界を超えた温度の部分のすべてに赤色を適用します。
アラーム限界は、サンプリングされた平均温度と指定された許容偏差の合計値です。

19.2  ワーク フロー

19.2.1  スクリーニング アラームの有効化と設定

19.2.2  基準サンプルの記録

スクリーニングを開始するには、事前に基準サンプルを記録しておく必要があります。これらの値は、基準温度平均の計算に使用されます。
10 個の検査対象をスクリーニングして、基準サンプルを記録します。これらの対象物の温度が正常であることを確認します。

19.2.3  スクリーニングの実行