6  クイック スタート ガイド

6.1   手順

次の手順に従います。

6.2  留意事項

  • 最初にフォーカスを調整してください。カメラの焦点が合っていないと、正確な測定ができません。
  • ほとんどのカメラでは、デフォルトでスケールが自動的に最適化されます。最初はこのモードを使用しますが、手動でスケールを自由に設定することもできます。
  • 赤外線カメラの解像度には限度があります。限度は検出素子のサイズ、レンズ、および対象への距離によって変わります。スポット ツールの中心部分が、測定可能な対象の最小サイズの目安になります。必要に応じて対象に近づけてください。危険区域や電気構成部分には近づかないようにしてください。
  • カメラは対象に対して垂直になるように慎重に保持してください。反射率が低く抑えられるように十分に注意してください。ユーザー、カメラ、または周囲の環境が主な反射源になってしまう可能性があります。
  • 光沢のない表面を持つ領域など、放射率の高いゾーンを選択し、測定を実施してください。
  • 主に周囲の環境が反映される影響から、放射率の低い空のオブジェクトが温かい (または冷たい) オブジェクトとしてカメラに表示される場合があります。
  • 検査対象に直射日光が当たらないようにしてください。
  • 建物の構造などのさまざまな種類の欠陥により、同様の熱性質が生成される場合があります。
  • 赤外線画像を適切に解析するには、用途に関する専門知識が必要です。